森本 直人
モリモト ナオト個人投資家向けの為替ヘッジの方法は?
マネー 投資相談 2009/06/25 00:59こんにちは。主に投資信託とETFでポートフォリオを組んでいる個人投資家です。
昨年の金融危機以来、主要通貨の金利が下がったことにより為替ヘッジにかかるコストが下がってきました。例えばアメリカがゼロ金利政策を取ったため、米ドルに対してFXで為替ヘッジをしてもタダみたいなコストで可能になっています。このため為替リスクのある金融商品のリスクを調整しやすくなりました。
そこで、FX以外で個人投資家向けの為替ヘッジの方法はありますか?確定申告の際、FXでの損益は他の金融商品の損益と通算できないので避けたいのです。
どうぞよろしくお願いいたします。
補足
2009/06/25 00:59皆様ありがとうございます。提案いただいた為替ブルベアファンドは日々の為替の変動の2倍変化するという管理の難しそうなものでした(時間が経つにつれて為替の変動と乖離していきそうです)。また、為替ヘッジの為に本来の資金の半分(変動の2倍のため)が拘束されることを考えると、その分機会損失となります。よって、税金を払ってでもFXでレバレッジを利かせるほうが分がありそうです。
また、くりっく365の取引所取引か店頭FXかで税金が違うのでその分も工夫の余地がありそうです。
Moriya, Tomoさん ( 東京都 / 男性 / 30歳 )
為替ヘッジの件
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Moriya, Tomo様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
ご相談の件、私も同じような方法を考えたことがありますが、コストや税金は、避けられない面があります。
ちなみに、円高ドル安のトレンドでプラスに出来る投資信託として、為替ベア型というタイプがありますが、もちろん信託報酬などの手数料も掛かりますし、必ずしも理論通りの動きをするわけではありませんので、コストと税金のどちらを取るかは悩ましいところです。
単純に言えば、投資対象を売却すれば、リスクから解放されるわけですから、このやり方を基本にするのが、素直です。
あるいは、初めから、為替ヘッジありの投資信託を選ぶという考え方もあります。国際株式型でも、為替ヘッジなしと為替ヘッジありのタイプがあります。
ご参考までに付け加えると、為替差益が、非課税になる運用方法として、外貨MMFや利付外国債券の中途売却などがあります。
以上、ご参考になれば幸いです。