森本 直人
モリモト ナオト今後のライフプランについて
マネー 家計・ライフプラン 2008/09/12 23:23こんにちは。
今後のライフプランに関して相談させてください。
現在は某大手企業で研究職をしております。
勤続10年を迎え、自分としてはある程度形のある結果が残せてきたと感じております。
今後、私的な事情もあり実家に戻り自営で商売をしたいと考えております。
まずは専門知識をつけるため専門学校に通い、数年間は修行を積むつもりです。
安定な正社員が持て囃される中、全く逆行した決心ですが、ただ安定のためだけに会社にしがみつくのではなく、自分の人生で何が一番重要かを考えた上で決断しました。
とはいえ、やはり将来における金銭的な不安はあります。迷いなく新たな道へ踏み出すためにも、将来に向け現在の蓄えを多少でも有効に活かしていく方法についてアドバイスをお願いいたします。
風呂屋さん ( 愛媛県 / 女性 / 34歳 )
事業にいくら投資するか
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職人志望様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
某大手企業の研究職から、実家に戻り自営で商売を始めたいとのこと。
ちなみに、私も33歳の時に、独立をしました。
独立当初は、FP事務所なんて、上手くいくわけがない、という空気も周囲には、ありましたが、3年経った今は、それなりに形になってきています。
経験から申し上げると、3年程度は、仮に無収入でも暮らしていけるような蓄え(銀行預金)があると安心です。
この蓄えが、そのまま資本金になります。自営で商売を始めると、事業のお金と生活費は、区別がつかない状態になります。
将来に向け現在の蓄えを有効に活かしていく方法としては、事業にいくら投資するかを計画してから、それでも余裕がある場合は、余裕資金を長期運用に回していく方法が考えられます。
ですが、計画通りには、いかない可能性が高いと思います。もし、生涯現役で、その仕事に取り組むつもりなら、惜しみなく事業の方に投資しても、軌道に乗れば、事業から生み出されるリターンは、金融商品による運用をはるかに上回るものになります。
ある種の賭けで、私がいつも提案しているような安全性の高い運用方法とは異なりますが、中途半端では、成功確率が低くなりますので、覚悟を決めてみるのも、ひとつの考え方です。
以上、ご参考にしていただけると、幸いです。
評価・お礼
風呂屋 さん
アドバイスいただき有難うございました。
まずは事業計画を作成して必要資金と運用可能な資金の見極めをしたいと思います。
いずれにしても結局は自分が決断して出す答えですので、数年は計画通りに行かないことも覚悟して、それも含めてより良い方向に進められるよう準備したいと思います。