森本 直人
モリモト ナオト住宅購入は可能でしょうか?
マネー 住宅資金・住宅ローン 2008/09/05 20:17昨年の9月に入籍し、今年の1月に式を挙げました。
現在の貯蓄は250万円です。
夫が賃貸を嫌い、可能な限り早く住宅を購入したいと言っています。
【収入】
夫:手取り25〜27万円(月)、ボーナス:50万円(年間)
妻:手取り27万円(月)、ボーナス:なし
【支出】
家賃:10万4000円(月)
光熱費&食費&雑費:9万6千円(月)
貯蓄:15万円(月)&20万×2(年)
帰省:20万円(年2回)
ほか、家電や家具などの大きな買い物は貯蓄から出しています。
※生活費に当たる20万円を妻が、貯蓄の15万円を夫が出し、残りはそれぞれのお金として別々に管理しています。(各々の携帯電話代や別々に招待された結婚式のご祝儀などはそこから出されています)
共働きで、どちらも多忙なため大まかな振り分けしてできていません。保険も未加入ですし、今後2年くらいの間に子供も欲しいと思っています。
このような状況で、住宅の購入など可能なのでしょうか?また、改善する術はありますか?
宜しくお願いします。
ヒトヨシさん ( 神奈川県 / 女性 / 30歳 )
時代を間違えている可能性があります。
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ヒトヨシ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
ご相談の件、ご主人が賃貸を嫌い、早く住宅を購入したいと思う理由は、どのあたりにあるのでしょうか。
もし、早く住宅を買わないと、家賃分を損してしまい、資産形成ができないという理由でしたら、これからの時代は、必ずしも、そうは、いえないと思います。
確かに、右肩上がりの経済成長の時代は、多額の借金をして住宅を購入し、たくさん利息を払っても、それを上回るペースで、土地や建物の価値がどんどん上がっていきましたし、賃金の上昇もあり、元本保証で預貯金に年5%以上の利子がつきましたので、何の苦もなく、資産形成ができました。
しかし、これからは、確実に人口減少社会に入っていきますので、住宅の需要は、減少が見込まれます。また、日本は、世界的に見ても、物価の高い国ですので、個人的には、これ以上、地価が上昇していくことは、都心の一部を除いて、考えにくいと思っています。
さらに、少子高齢化の問題で、国の税収も減り、年金の目減りも予想されます。あまり、背伸びをして、多額の借金を背負ってしまうと、何かあった時に、首が回らなくなってしまう危険性をはらんでいます。
今は、海外の債券や株式や不動産にも、ファンドを通じて、小額から分散投資できる時代です。あとで後悔しないよう、よく勉強されてから意思決定されても、遅くはないと思います。
以上、私見ですが、ご参考にしていただけると、幸いです。