森本 直人(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「今は無謀でも、将来の購入を目指す。」 - 専門家プロファイル

森本 直人
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森本 直人

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( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
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月10万の住宅ローンは無謀ですか?

マネー 住宅資金・住宅ローン 2008/07/31 23:38

住宅購入を検討中です。家計診断をお願いします。

夫28歳月手取り29万(ボーナスなし)
私25歳月手取り9万円 
神奈川在住結婚3年目子供なし

現状の支出
家賃    8.7万
奨学金返済 1.7万
県民共済  0.5万(夫婦で)
食費    4.0万
光熱費   1.0万
通信費   2.5万(携帯・インターネット・固定電話・新聞)
車維持費  2.0万
日用品   1.0万(家電購入積立含む)
服飾・理容 1.0万
小遣い   3.0万(夫2万、私1万)
交際費   1.0万(お中元お歳暮慶弔費など)
貯金    10.0万
市県民税  1.0万(私のみ)

もし、住宅ローンを組むと(自己都合での引越しをする為)主人の月収から住宅手当分5万円分が減ってしまいます。

その分は、自家用車の処分や、携帯代、食費、社員持ち株会1.5万円(現在給与天引き)など削れるところを削っていきたいと思います。
しかし、今後の出産等があることを考えると、私の収入減と子育てに費用がかかることも考えなければなりません。

そんな中、月々10万のローンを組んだとして家計が成り立つのかが心配です。
現時点での住宅の購入は無謀でしょうか?

夫婦の貯金は220万円と、それとは別に結婚時の持参金が二人合計で170万円あります。
しかし、持参金は万が一のときの命綱として、住宅の購入に充てる予定はありません。

もう少し頭金をためてから、住宅購入に踏み切った方がいいのか、それとも主人が現役のうちにローンを終えられるよう今購入した方がいいのか迷っています。原油高による資材の高騰や、今後金利や地価の上昇や、消費税の増額などでマイホームに手が出せなくなることも不安に思っています。アドバイスをお願いします。

補足

2008/07/31 23:38

ご回答をいただいた皆様ありがとうございました。お話をお聞きした上で
再度下記2点をご質問させていただきます。

・変動金利でのローンは避けた方がいいでしょうか?
・変動金利で月8.8万円の返済は無謀でしょうか?

あれから物件を探し直したところ
土地 1,340万
建物 1,700万 (各種諸経費込)
合計 3,040万
上記の物件が候補に挙がりました。
頭金は250万円まで用意できそうです。

主人の月収が、給与天引きの持ち株会購入を一部減額(1万円)することで、住宅手当抜きで手取り27.5万円です。(前回の記載には交通費2万円を手取りから除いて書いていました。)
前年度の源泉徴収表上の年収は470万円でした。

上記の条件を元に、建築会社の優遇金利1.2%(全期間)、35年変動金利で計算をしたところ、当初5年間は月々8.8万円のローン返済で購入ができるようです。

ご指摘いただいた返済負担率は32%と、少し具体性を帯びてきました。
検討中の物件は主人の実家からも2駅で、最寄徒歩圏内、周辺環境も含め私たちの要望をすべて満たす好条件のため、ぜひこの機会に購入をしたいと考るに至りました。

家計の支出を練り直し、
月々1.7万円の奨学金返済を事前に完済すること
自動車を手放すことを決めました。
そうすることで住宅ローンを除く総支出は月12万円以内に抑え、差額の5万円を月々貯蓄する見込みです。
最初の数年は、私の収入分を繰り上げ返済費用に充てようと思います。

再追記
結局、皆さんのご回答をふまえ今回は見送ることとしました。今回あきらめることは悔しい思いもありますが、良い勉強になりました。
お忙しい中、たくさんのご回答をありがとうございました。

モーリーさん ( 神奈川県 / 女性 / 25歳 )

森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

- good

今は無謀でも、将来の購入を目指す。

2008/08/01 15:33
( 4 .0)

モーリー様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。

ご相談の件、将来的にお子さんをお考えなら、あまり無理をされない方が良いかもしれません。ご主人の月収から住宅手当分5万円が減ってしまうのも痛いです。

食費や携帯代を削りながら、“住宅ローンの返済が滞ってしまう”不安と闘っていくよりも、気楽な賃貸で行って、20年後あたりに住宅ローンをあまり組まないで、潤沢な頭金で、買ってしまうのが良いでしょう。

例えば、200万円の一括投資と、月々5万円の積立投資を組み合わせて、長期分散投資の方法で、仮に年5%の複利運用ができたとした場合には、20年後には、約2586万円になります。
※但し、税金・手数料を考慮せず、期間中の運用利率は一定と仮定します。

神奈川県内で築20年超のマンションなら、2500万円程度で買えそうな感じがしませんか?もちろん、将来のことは、誰にも分かりませんが。

また、投資リスクが心配とお考えの方もいらっしゃいますが、長期分散投資の方法は、きちんと勉強していくと、住宅への集中投資よりも怖くないことが分かるはずです。個人的には、“住宅ローンの返済が滞ってしまう不安“の方がよっぽど怖いと思います。

住宅購入も立派な投資案件ですので、時代の先を読みながら、慎重にご検討されることをおすすめします。

以上、ご参考にしていただけると幸いです。

補足

追記を拝見しましたが、住宅ローンを除く総支出の予算が月12万円では、本当にギリギリの生活になってしまいますよ。

全額変動金利は、リスクが高いですし、どうしてもの場合は、モーリー様がフルタイムの仕事に移るか、ご両親からある程度の贈与を受けることが必須のような感じがしています。

重要な決断ですので、多少の相談料を払っても、FP事務所に相談された方が良いでしょう。FP事務所の試算を見て、呆然とされる方もいらっしゃいます。以上、ご参考です。

評価・お礼

モーリー さん

森本様
ご回答ありがとうございます。

確かに、これを期に長期での運用を学んでみるのも一つかもしれませんね。
住宅への投資は借り入れを伴いますが、自己資金を投資して増やしていくのであれば、最悪元本割れで済むので、家計が破綻するリスクは低そうです。

現在の家計で、自己資金360万円で家を買うのは難しいことがよくわかりました。
しかし、持家は私たち夫婦の夢ですので、住宅ローンを組んだつもりで、節約をして、自己資金を増やし夢の実現に近づけるようがんばろうと思います。

ありがとうございました。

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