森本 直人
モリモト ナオト保険商品は何故投資に入らないのですか?
マネー お金と資産の運用 2008/06/04 00:3410年は使わないお金で、500万円の予算があるため運用を始めたいと思い、銀行系のFPラウンジに訪れました。違う銀行2箇所に相談したところ、どちらも安定性と高い利率という観点から、外貨(主に米ドルと豪ドルです)運用の生命保険を勧められました。
現在円高ということもありますし、投資信託より確実な利率に思えたため契約をしてしまったのですが、投資の知識がないままに契約したため、正しかったのだろうかと不安になっています。
そもそも分散投資には「保険」というカテゴリがないのは何故でしょう?
みほ55さん ( 東京都 / 女性 / 36歳 )
発想の転換を図りましょう。
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みほ55様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
遅ればせながら、ご相談内容、拝見いたしました。すでに他の専門家の方々が、的確な回答を出されていますが、別の角度からも、ご説明させていただきます。
「10年は使わないお金で、500万円の予算があるため運用を始めたい」と、ここまでの判断は、まったく問題なく、銀行系のFPラウンジで、手数料が高めの個人年金保険を勧められ、そのまま契約してしまったことが、問題というわけですが、今から解約するとペナルティをとられてしまいますので、ダメ出しではなく、発想の転換を図りましょう。
まず、確認事項として、銀行系のFPラウンジは、相談が無料の代わりに、手数料が高めの金融商品を勧めらる傾向がある、一方、独立系のFP事務所は、相談が有料の代わりに、相談者にとって、ベストな提案をしてもらえる傾向があるという違いがあります。
銀行も営利企業ですので、冷静に考えれば、手数料の高いものを勧めるのは、当然のことです。この場合の考え方として、すでに払ってしまった手数料は、戻ってこないものと考え、アフターサポートの面でしっかりと対応してもらうという発想でいきましょう。もちろん、手数料が高めの分、保険商品には、投資信託にはないメリットもいくつかあります。
米ドルと豪ドルによる運用そのものは、必ずしも、わるくはないと思いますよ。
以上、多少なり、ご参考にしていただけると、幸いです。
評価・お礼
みほ55 さん
森本様
はじめまして、コメントありがとうございます。
独立系FPと銀行系FPの違いを最初から切り離して考えていませんでした。騙された気持ちにすらなったのですが、アフターフォローの安心料として、前向きに捉えることもできますね。
マイナス要素ばかり考えてしまい落ち込んでいたのですが、コメントいただき今後の投資の勉強のために活かそうと思えました。ありがとうございました。