森本 直人(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「長期分散投資の考え方について」 - 専門家プロファイル

森本 直人
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森本 直人

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( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
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投資信託を始めたいのですが

マネー 投資相談 2007/12/09 00:42

私34才の会社員、妻28歳専業主婦です。
子供はいませんが、来年10月以降に作ろうと考えて
います。
現在年収900万円程度で資産は
株式220万
自社株 380万
財形360万 (解約予定)
USドル定期270万 (12月解約予定)
ベトナム投信に30万円
他、貯蓄口座に分散100万円程度
となっています。
現在、自社株に月6万円、財産形成信託に月6万、
半期のボーナスに24万ずつ自動引き落としで貯蓄
しています。
地方の借り上げ社宅に住んでいますが、7年後くらい
には転勤もあるので、少なくとも今後7年は住居の
取得は考えていません。
地方のマンションでキャッシュで買えて資産運用に
なるもののみ取得する可能性があります(1500万程度)。
子供の養育費も手取りから賄えそうだとは思っています。
株式比率は高いのですが、5年以上は株式投資をして
いたものの散々なパフォーマンスでこれまで150万円
以上は損しています。
市場に自分で勝つのは諦めています。
会社の財形は利率が低いのでまだ余裕がある上記
ドルと財形解約分を投資信託でプロに運用して頂く
考えです(650万円)。
まだそれなりに若いこともあり、ある程度リスクを
とって運用したいのですが、債券運用比率を高く
することを薦められます。
この時期サブプライムもあって実際に円高になる
まで待つとか、新興国でも中国やインドはそろそろ
頭打ちかと考えると、選択ができません。
どうしたらいいでしょうか?

induskanさん ( 福島県 / 男性 / 34歳 )

森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

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長期分散投資の考え方について

2007/12/09 15:57
( 5 .0)

induskan様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。

投資信託を始めたいとのこと。おっしゃる通り、多くのプロが参加している株式市場で、一般投資家が本業の片手間の短期投資で勝ち続けることは困難です。

今後、お子さんを持つことも考えられておられるようなので、投資信託を活用した長期分散投資をはじめるには、良いタイミングかもしれませんね。

なお、リスク許容度には、計算で測るリスク許容度と心理的なリスク許容度があります。
induskan様は、ある程度リスクをとって運用したい、債券運用比率は低くても構わない、とお考えならアドバイザーにその旨を伝えた上で、プランニングを依頼されると良いでしょう。

また、長期分散投資の基本は、タイミングを計らないことです。実際に円高になるまで待つとか、新興国でも中国やインドはそろそろ頭打ちか、などは確かに気になるところですが、常にマーケットに居ることで、タイミング投資の失敗は、時間の経過とともに吸収されていきます。気になるようでしたら、この650万は一括ではなく、2〜3回程度に投資時期を分割されると良いでしょう。

それから、今後、人口減少社会が進展していく中で、キャッシュで買えて資産運用にもなる地方のマンションは、あまり多くはないと思います。何より、流動性リスク(売りたい時に売れないリスク)が高いです。

資産運用が目的なら、ストップ安などもなく、現金化が容易な投資信託等の運用商品が最適と思われます。

評価・お礼

induskan さん

ご回答ありがとうございます、
先生のご指摘により、いつからどのような形で
投信をはじめればよいかという不安が解消されま
した。
今後、ボーナスのたびに買い足すこともあり、
1月の暴落懸念もありますが、数百万ずつこつ
こつと買っていこうと思います。
やはり、マンションはリスクがかなり高いよう
ですね。
東京に比べて世界的に考えると今後も地価下落に
なる可能性がかなり高いような気もします。
あまり冒険はしないようにします。
ありがとうございました。

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