森本 直人(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「資産の保全に主眼を。」 - 専門家プロファイル

森本 直人
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森本 直人

モリモト ナオト
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
森本FP事務所 代表
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住宅購入について

マネー 住宅資金・住宅ローン 2007/11/04 19:14

お世話になっております。
住宅購入でとても悩んでいます。
家族構成は、自分29歳(年収500万)妻28歳(年収400万)
1歳9ヶ月の子供がいます。現在、借家で駐車場をあわせて
家賃は13万です。貯金は定期貯金2500万円、株式1000万
円あと、普通預金が300万です。
また、実家が麻布にあり、マンション経営をしているため、
正直現在、ほかに(下町)借りている状況は贅沢そのものです。
そんな中、新婚生活も半ば落ち着き、実家の方から、
部屋が1部屋空きそうだから戻ってこないかと話があり
ほぼこの年末に実家に戻る予定です。
(そうすれば家賃も、駐車場もタダに)
でも正直、自分の資産は現金と株のみ。
インフレが進む中、ここで無理してでも、5000万円
くらいの1軒屋を購入したほうがいいのかな?
(押上あたり、新東京タワーができることで
価値の上昇が見込める?)と考えるように
なりました。それか、実家に戻りお金をため続け、
将来の相続対策と、マンションの立替(これまた
1億、2億の世界に・・・。)費用に充てるか、
迷っています。
自分の城を作ったうえで戻るべきか、(戻って、
そこは賃貸に)先祖代々が残してくれた土地を
守るために現金を用意しておくか、つまり
家を買うか、買わずに親の言うとおり静かに実家に
戻るかどちらがいいのかアドバイスをいただければと
思います。よろしくお願いします。

きよぽんさん ( 東京都 / 男性 / 29歳 )

森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

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資産の保全に主眼を。

2007/11/05 12:34

きよぽん様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。

住宅購入でとても悩まれているとのこと。
きよぽん様の場合は、資産の保全に主眼を置かれると、結論の糸口が見えてくるかもしれません。

資産管理のセオリーは、古くは、財産3分法といわれ、現金(債券)、株式、不動産に分散するのが有効とされています。

ご実家のマンション経営は、無借金経営であれば、素晴らしいですが、おそらく、マンション建築の際の借入金(マイナスの金融資産)も残っているのではないでしょうか。

不動産は、一般に収益性は高いですが、流動性が低いです。ここで、5000万円くらいの1軒屋を購入すると、予定されている相続財産と一体で考えた場合に、不動産の比率が高まり、結果として、流動性リスクが高まります。

あまり考えたくない話ですが、大地震等が起こった場合も想定しておきましょう。
(地震保険も検討の余地がありますが、半損などの場合は全額補償されません)

ですので、現預金、株式など、流動性の高い資産を、不動産との見合いで保有されておかれるのも、ひとつの選択肢かと、個人的には、思います。

さらには、この現預金と株式を、適切な方法で、外国債券、外国株式などに分散させておくのも資産保全の観点からは、望ましいと思います。

なお、上記は、あくまで、ひとつの判断材料とされてください。
マンション経営のお客様は、税理士事務所勤務時代に担当した経験がありますので、事情を理解した上での詳しいアドバイスができるかもしれません。

ご不明な点等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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