森本 直人(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「資産運用の方法、預け先、相談先などについて」 - 専門家プロファイル

森本 直人
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( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
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老後資金のための資産運用

マネー お金と資産の運用 2016/02/12 23:50

フリーランスのため個人型確定拠出年金を始めようと考えており、合わせて小規模企業共済も加入検討中です。
また、当分使う予定のない500万円の資産運用も考えています。

今月に入り、マイナス金利から円高・株安の状況にあるいま、なんだか怖くて二の足を踏んでいます。
下記の件、伺えればありがたく思います。

1、確定拠出年金は、長期運用ということで、始める時期は気にしなくていいということですが、世界の経済もふまえ、いま、はじめても問題はないものでしょうか?
2、確定拠出年金と小規模企業共済の掛金は、合わせて6、7万円と考えていますが、小規模または確定拠出年金のみの方がいいものか、両方に割合を考えて拠出すべきなのでしょうか?(ちなみに、拠出年数は22年なので、確定拠出年金については、ざっくりいうと、国株:国債:外株:外債を25%ずつと考えていました。国債の割合を減らし、REITと新興国株を入れるのも検討中です。)
3、医療保険の加入検討中ですが、掛け金の値上げの話があるようですが、早急に加入すべきものでしょうか?
4、地銀で3本指に入る銀行ということで、預金のおおよそを預けていますが、大手とはいえ、1000万以上預金を預けておくのは、危険ですか?
5、円高のいま、500万の資産運用として、ドル建て一時払い終身保険に加入するのは安易でしょうか?他に検討材料があればお知恵をおかりできればと思います。

今後、こうした細々としたお金の相談は、公平性のあるところにしたいものですが、どういったところに着眼し、相手を選ぶべきかも教えて頂けると幸いです。

きぃちゃんさん ( 神奈川県 / 女性 / 38歳 )

森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

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資産運用の方法、預け先、相談先などについて

2016/02/16 15:15
( 5 .0)

きぃちゃん様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

1、確定拠出年金は、一時金での投資は出来ないので、まずはコツコツと積立て始める必要があります。
タイミングが気になり始めるのは、おそらく運用資金が大きくなり、配分変更をどうするかという段階です。
なので、いずれ始めるのであれば、早い方がよいのではないでしょうか。

2、確定拠出年金は、原則60歳まで引き出しが出来ない点が最大のデメリットです。
小規模企業共済も、引き出し自由ではありません。
加入条件、税効果などをよく調べて、慎重に考えてみてください。

なお、確定拠出年金の配分は、目標リターンとの兼ね合いで決めるのが基本的な考え方です。
高いリターンを求める場合は、リスク(振れ幅)も大きくなる傾向です。

3、マイナス金利は特に、貯蓄性の高い保険に大きく影響すると予想されます。
掛捨ての医療保険であれば、それほど急がなくてもよいのではないでしょうか。
ただし、いずれ加入するつもりであれば、若くて健康なうちに加入した方が保険料は安くなります。

4、数年内に大手銀行が経営危機に陥ることは考えにくいですが、過去に銀行が倒産した事例はありますので、なるべく1行あたり1千万円以内に抑えておいた方が無難です。

5、ドル建て一時払い終身保険は特に、死亡保障、高度障害保障が必要な方が、長期のドル運用を兼ねて契約するのであれば、わるくはない選択肢と思います。

ただし、長期契約が前提なので、短期の解約で控除が大きくなるのがデメリットです。
例えば、契約時から急にドル高が進み、1年後に一部利益確定したい、といった局面が出てきた時に不都合が生じます。

詳しく状況やお考えを伺わないとわかりませんが、予算500万円なら、NISA枠なども上手く使い、投資信託でポートフォリオを組んだ方がよさそうな感じもします。

最後に、お金の相談の仕方ですが、私は、相談相手となるFPと「対等な関係」をつくることがポイントになると思います。

無料相談が当たり前という感覚でいると、「対等な関係」はつくれません。

FP側も無料で相談を受ければ、使った時間を回収しようとして、駆け引きが始まったりするわけです。

「対等な関係」は、相談料という形でなくても、例えば、御礼のメールなり、お手紙なりでもつくれると思います。

要するに、相談は、相手があることなので、コミュニケーションの上手な人が、結果として、良いアドバイスをもらえることになるのかなと思います。

参考意見です。

評価・お礼

きぃちゃん さん

2016/02/23 00:32

ご丁寧な回答いただきありがとうございました。
自分なりに調べてみました。
コツコツ積み立て、節税効果を考え、6万円/月、確定拠出年金のみにしぼろうかと思いました。
特別法人税というものが復活するのか、しないのか、後々、影響がきそうなので、気になるのですが、今考えていても仕方ないですかね・・・。
また、NISAについては全く考えていなかったので、きちんと調べて検討したいと思います。
大事なお金のことなので、やはり有料相談で信頼のおける、対等に相談できる方がベストですね。HPを見つつ、検討していきたいと思います。
ありがとうございました。

森本 直人

2016/02/23 12:39

評価・コメントありがとうございます。

個人型確定拠出年金は、わるくない選択と思います。
6万円/月が妥当かどうかは、ご自身のライフプランや節税効果を考えながら判断するとよいでしょうね。
積立額の変更も、年1回まで可能です。

相談相手の補足としては、「個人で活動するFP」を選ぶとよいと思います。
金融機関など、組織に雇用されているFPは、どうしても組織の利益を優先させなければならないことがあります。

「個人で活動するFP」は、例えば、○○FPオフィスのような屋号とホームページを作って活動していることが一般的です。

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