森本 直人
モリモト ナオト投信エネレボの今後の見通し
マネー 投資相談 2016/02/09 02:351年前に始めた投資信託が現在-40%以上に減ってしまいました。アメリカのエネルギー革命に関する2023年9月までの商品なのですが最近は原油価格が暴落したりでどんどん基準価格も下がってきている感じがします。原油価格の暴落や基準価格の半減は一時的なものとみて信託期間まで長い目でみてこのまま持ち続けた方がいいのか、潔く手放した方がいいのか迷っています。今後のアメリカのパイプラインの業種は将来性があるのですか? もとの基準価格に回復するのはどれくらいの年月がかかりそうですか?また落ち込むとすればどのくらいまで基準価格が下がるだろうと予測されますか?
暴落大ショックさん ( 千葉県 / 女性 / 34歳 )
1年前に始めた投資信託について
- ( 5 .0)
暴落大ショック様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
お書き頂いた商品は、米国のMLP(マスター・ リミテッド・パートナーシップ)に投資する投資信託ですね。
MLPは、パイプラインなど、エネルギー関連事業への投資が証券化されたものですが、今は、原油価格の下落の影響を大きく受けています。
WTI原油先物価格は、1年半前で、1バレル100ドル辺りだったのが、今は、約30ドルと、まさに大暴落しており、-40%以上の主な要因です。
一方、MLPは、価格が下落した分、予想の配当利回りは大幅にアップしていますので、配当成長で持ち直す可能性はあります。
ただし、減配などもありえるので、あくまで予想の配当利回りです。
また、原油価格が今後どう動くかも、予測は困難です。
なので、数年内に使う資金で、これ以上のマイナスは耐えられないという場合は、売却せざるを得ないかもしれません。
いつも書いているのですが、一般の個人が投資を考える場合は、あくまで「長期の視点による計画」を立てることをおすすめしています。
今回、営業員の方から勧められるがままに買ったりしなかったでしょうか。
きれいなパンフレットを見せられて、こんなに配当金が貰えます、と説明されると、乗せられてしまいやすいです。
こういった商品は、例えば、運用資金全体の5~10%程度で組み入れるのなら、個人的にはわるくないと思いますが、ハイリスク・ハイリターンの商品であることや、その特殊性を理解する必要はあります。
なお、値下がりしたものは、元に戻せませんが、仮に失敗であったとしても、経験という財産は残ります。
もし、反省点があれば、今後に生かしていく、と捉えてみてはいかがでしょうか。
評価・お礼
暴落大ショック さん
2016/02/12 02:19
ご回答ありがとうございました。まさしくその商品を営業員から勧められるままよく考えずに買ってしまい、自分で見張ることをせず1年間放置してしまった事を反省しております。最近の急激な円高や更なる原油価格の値下げで基準価格が最低を記録してしまい、この10日間で-50%以上になってしまいました。資産を短期決戦で増やすつもりが、このマイナス分をどう取り戻そうか頭を悩ませています。
このまま基準価格が下がり-90%になることを恐れながら残りの7年7か月で反転してくれるのを細々と願っています。営業員に「危なくなった時ほど、連絡をください。」と念を押したつもりで便りの無いのは良い便りと人任せにしてしまった事をすごく反省しております。投信は自分の資産なので自分が責任を持って見守ることのできない者がやるべきではないと思い知らされました。