森本 直人
モリモト ナオトドル建て保険
マネー 保険設計・保険見直し 2014/12/22 16:54私は今36歳で32歳のときにかけた保険です。
契約内容は終身保険USドル建て解約払戻金抑制型終身保険特約、リビングニーズ特約、
かけ年数は10年です。
一時払い頭金を10万払ってます
掛け金は60.63ドル
円安になってきている今、このまま満了まで払っていくべきか解約すべきか迷ってます。
きみまろこやしさん ( 愛知県 / 女性 / 36歳 )
米ドル保険の解約について
きみまろこやし様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
ご相談の米ドル保険ですが、掛け金の60.63ドルは、円換算では値上がりして、負担感が重くなっていると思います。
解約もひとつの選択ですが、解約払戻金抑制型とあるので、今解約すると、解約払戻金が通常の7割程度になるなど、すごく不利になってしまう場合があります。
具体的に払込保険料総額と解約払戻金を、円換算で調べた上で、悩む場合は、全部の解約ではなく、一部の解約を保険会社に相談する方法もあります。
ちなみに、死亡保障や高度障害保障が必要な方には、米ドル保険もわるくありませんが、単純に資産運用のみが目的なら、投資信託という選択もあります。
投資信託の場合、例えば、毎月1万円の積立プランであれば、自動的に、円高の時は、口数を多く買い付ける、円安の時は、口数を少なく買い付けるカタチになり、毎月1万円には変動がなく、計画は立てやすいです。
また、運用中の資金について、一部または全部の利益確定をするのも簡単で、原則として、運用益に対する課税はありますが、解約控除は、まったくないか、ほとんどありません。
最近は、少額投資非課税制度(NISA)も利用できます。
投資信託には、米国債券に投資するものもありますし、国内外の株式、不動産に投資するものなど、いろいろなタイプが用意されています。
それらの組み合わせを、FPと相談しながら、運用している方もいらっしゃいます。
ただし、保険専門FPの方に相談すると、外国債券や投資信託という選択肢をそもそも提示してもらえない場合があります。
もし本格的に資産運用を考える場合は、原則有料相談ですが、総合型の独立系FPにご相談されてもよいかもしれません。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。