森本 直人
モリモト ナオト終身保険・個人年金について
マネー 保険設計・保険見直し 2014/04/22 00:44まもなく40歳女性一人暮らし、現在A生命の米国ドル建て終身保険と、B生命の積立利率変動型個人年金保険(米ドル建)に加入しております。どちらも外資系です。Aは29歳で加入し、39歳で340万払込完了、45歳で元本と同額になり、60歳で500万程になる予定。Bは700万支払完了済で33歳から加入し、43歳で満期、1000万程になる予定。若い頃親族の逝去により、身に余るお金を頂きました。本で読んだり銀行で勧められるまま2本の保険に入り、支払が完了した今、「さてこれから先どうすれば」と迷っております。受取り方はどちらも一括受取か、5・10・15・20年の分割受取から選べます。見積書には受取期間5年に比べて20年のほうが100ドル近く多く記載されていますが、保険会社が破綻しないとも限らないので不安は大きいです。またドルか円のどちらかを選択しなければなりません。終身保険は今解約しても元本割れになるので、しばらくこのまま置いておこうと思います。個人年金は3年後に満期を控えており、少しずつ情報収集したいところです。この場合、一括・分割、円・ドル、どう受け取るのがベストでしょうか。円で受け取る場合為替手数料が生じる事は理解しています。どのようなケースならドルを選択するべきか。ドルを選んだ場合、どこにどのように預けるべきなのか、どのようなリスクがあるのか知りたいのです。保険なのに病気怪我目的ではなく貯蓄目的で入り、今日に至ります。何卒宜しくお願い致します
たま妃さん ( 北海道 / 女性 / 39歳 )
米ドル運用について
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たま妃様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
ご質問の件、米ドル運用のみが目的であれば、例えば、個人年金の3年後の満期に、米ドルで一時金を受け取り、その米ドルでもって、米国債を証券会社で直接購入する方法もあります。
その方が、保険コストを省けますので、一般的に表面的な利回りは高くなります。
また、国債なので、信用度は高く、米国政府が財政破たんしない限り、満期での元本が米ドルベースで保証されます。
満期前の売却で、税金面のメリットが出せる、ゼロクーポン債という種類もあるので、調べてみるとよいかもしれません。
(但し、税制改正のリスクはある)
なお、米国債は、過去と比較して、利回りが低下傾向にありますので、超長期のものを購入すると、今後、米国の金利が上昇した場合に、後悔する可能性はあります。
(もっとも、3年後の金利水準はわかりませんが)
いずれにしても、為替リスクはありますので、他の金融商品も研究してみてください。
例えば、投資信託であれば、NISA(少額投資非課税制度)枠も利用できます。
さらに具体的には、資産運用相談に対応できる独立系ファイナンシャルプランナーの個別相談サービスもぜひご検討ください。
独立系であれば、特定の金融機関との雇用関係がないため、比較的安心していただけるかと思います。
補足
訂正:米国政府が財政破たんしない限り、満期での「元本」が→「元利金」が保証されます。