森本 直人(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「変額保険と投資信託の違い」 - 専門家プロファイル

森本 直人
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い

森本 直人

モリモト ナオト
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
森本FP事務所 代表
Q&A回答への評価:
4.4/547件
サービス:0件
Q&A:1,247件
コラム:168件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
050-3786-4308
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

ユニットリンク保険をすすめられています

マネー お金と資産の運用 2014/03/27 22:58

こんにちは。25歳女です。現在、とあるマネーコンサルタント会社のFPからアクサ生命のユニットリンク保険をすすめられています。これに加入すべきか、それとも投資信託で積み立てるかで迷っています。
現在の年収は220万円ほど、貯金は300万円ほどです。

2回相談したのですが、一度目にライフプランを聞かれたのでだいたいのこの先の希望としては現在は独身ですが、20代のうちに結婚→結婚して5年ほどで第一子→その3年後くらいに第二子出産とするのが理想です。

それを踏まえた上で2回めの相談で老後の資金にと65歳払込の毎月1万円積立の保険をすすめられています。65歳満期で解約払戻金が1009万円です。(5%で運用時)

現在の貯金は結婚などに充てるということでとっておき、収入から無理の無い範囲でこの積立金額とのことでした。かつ中身の投信は若いので積極的にリターンを狙ったほうがいいとハイリスクハイリターンの日本株式プラス型と外国株式プラス型をすすめられました。

大まかにはメリットデメリットの説明を受けましたが、個人的には現在独身であるのに今から死亡保障が付いている保険を買うというのはあまり必要ない気がしますし、仮に結婚して子供ができたとしても必要かどうかは疑問です。
加えて上記の信託費用は1%を超えているしそれに加え保険関係費を含めるとかなりコストがかかってしまうのではないかと感じています。(予め説明は受けていますが)
それならば投信で少しずつ積み立てて将来に備えて経験と資金を積んでいくということもできないのか?と悩んでおります。


リスク・リターンは積極的に行きたいですが、まだお金のことについては勉強中なため安直な判断で決めたくありません。ですので専門家の意見をお聞きしたいです。

ryu4690さん ( 大阪府 / 女性 / 25歳 )

森本 直人 専門家

森本 直人
ファイナンシャルプランナー

- good

変額保険と投資信託の違い

2014/03/28 19:33
( 5 .0)

ryu4690様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

お書き頂いた変額保険のメリットは、
・スイッチング(積立金の移転)は、インターネットで月1回までなら税金、手数料を気にしなくてよい、
・仮に運用が不調であったとしても、死亡保険金・高度障害保険金には、最低保証がある、
・将来的に解約返戻金を一時金で受け取れば、一時所得扱いにできる、といったところでしょうか。

ちなみに、投資信託を使って、40年計画で毎月1万円の積立プランに取り組み、仮に、年5%の複利運用と同じ成果を出せたとした場合は、税金、手数料を考慮せず、40年後には、約1,526万円になります。

元本ベースでは、480万円です。

65歳満期で解約払戻金が1,009万円(5%で運用時)でも、それなりに良い結果ではありますが、投資信託と比べると、結構な差がでますよね。

どんな商品にもメリットとデメリットの両面があるので、そこは、よく吟味してほしいのですが、もしも本格的に取り組む気があれば、投資信託という選択肢も当然あります。

但し、投資信託は、貯蓄ではなく、あくまで投資です。

ただ買うだけで、右肩上がりでどんどん増えていくものでは決してありませんので、時間の中でリスクをコントロールするという発想が必要です。

例えば、2008年のリーマンショック時は、投資信託を保有していた多くの人が、パニック状態になり、そこで、手放してしまった人も少なくありませんでした。

一方、そのような局面でも、継続的に買い増して、2009年の後半あたりには、爆発的に資産を増やしていた人も実際にいます。

欧州債務危機から、アベノミクスへの流れでも似たような状況はありました。

本格的な投資は、このように難しい側面もありますので、手前味噌ではありますが、信頼のとれるFPのサポートを受けながら取り組んでいただいた方が安心です。

なお投資信託の場合、今年からスタートしたNISA(少額投資非課税制度)も利用できます。

ご参考にしてください。

評価・お礼

ryu4690 さん

2014/03/30 11:39

ご回答ありがとうございます。

なるほど具体的な運用数字を出すとこんなに差ができるのですね。わかりやすいです。
リスクコントロールに関しては自力でなんとかなりそうな感じではなさそうなのでやはり専門家の意見を聞きたいと思っていました。今回が初めてFPと相談したので、セカンドオピニオンも兼ねて何人かの意見を聞いてみたいと思います。

森本 直人

2014/03/30 16:21

ryu4690様、評価・コメントありがとうございます。

具体的な運用数字が参考になったようで、何よりです。

将来的に、積立額を例えば、月3万円~5万円のように増やせると、40年後に目指せる額も、3倍~5倍になりますので、成功すれば、リタイア後の生活の安心感は、かなり違ってくると思います。

年5%の利回りを目指すような運用は、できない、と思えば、それがその人の現実になりますが、できる、と思えば、方法はあります。

実際に、過去5年間で、ごく一般的な投資信託を使い、計画通りに、年5%超の資産運用を実現できている方もいます。

商品選び以上に、やり方、考え方は大事です。

FPのセカンドオピニオンもぜひ検討してみてください。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスQ&Aコラム