森本 直人
モリモト ナオト保険の見直し(共働き)、余裕資金の運用について
マネー 保険設計・保険見直し 2013/12/27 15:33子供が生まれるのを機に保険の見直しを行っています。
(現在夫婦とも医療保険のみ加入)
夫:29歳 会社員 給与手取り25万
妻:31歳 会社員(契約社員) 給与手取り18万円
貯蓄
妻名義:銀行 約1000万円
積み立て投資信託、外貨建MMF、国内株式 計約500万円
夫名義:銀行(毎月給与から積み立てで貯蓄) 約700万円
貯蓄がそれなりにあり、遺族年金のことも考慮すると、
夫にもしもの事があった時でも生活レベルを下げれば夫の生命保険に入る必要はないのではと考えています。
とは言いつつ、子供の教育資金、老後への備えに少し不安があり、
保険見直しのFPの方からは
1.学資保険的に使う終身保険
(月々の支払いは子供手当分で、死亡保証は400万円、15歳払い済み、18歳の時点で返戻率110%)
2.ドル建て終身保険
(約500万円を一時払い、死亡保障約1500万円、10年を過ぎれば返戻率が100%を超える商品)
の2つをご提案いただきました。
現在銀行への預貯金の比率が高いので、教育資金の一部は1の学資保険的終身保険で用意してもいいのかなと考えています。
2の商品については当面使う予定のないお金で保証が着いてくるならお得だと勧められましたが、
ここ数ヶ月で円安が進行している事、為替のリスク、
またこちらのサイトでもドル建ての保険商品に対してはあまりいい意見が見られないので迷っています。
1.学資保険、ドル建て終身保険についてのご意見
2. 保険に入らないとすると、現在の銀行の預貯金を続けていって良いのか
保険、預貯金以外でローリスクの運用があれば教えていただきたい
(今後のインフレを考慮すると預貯金では資産が目減りするのではと不安です)
以上長文になりましたが2点についてアドバイスをいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
milktea2さん ( 東京都 / 女性 / 31歳 )
保険と資産運用
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milktea2様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
まず、保険で資産運用という考え方ですが、保険は超長期の契約をして、運用利率を固定できるメリットがあります。
例えば、昔の予定利率の高い時期に保険契約をして、いまだにその契約が継続している人もいます。
この手の契約は、「お宝保険」と呼ばれています。
ただ、現状は、ご承知の通り、超低金利ですので、長期で利率を固定してしまうことが、のちのち裏目に出る可能性もあります。
なので、もし保険で資産運用という考え方を採るのであれば、金利上昇にもある程度まで対応できる積立利率変動型の商品なども検討されてみてはいかがでしょうか。
つぎに、保険にこだわらない場合ですが、銀行預金以外であれば、一般的には、投資信託がおすすめです。
その場合は、必要な保障部分のみ掛け捨ての保険で確保します。
投資信託であれば、ライフプランの変化に合わせて、運用プランの変更もしやすいです。
また、来年から、NISA(少額投資非課税制度)も始まり、年100万円まで(5年間で500万円まで)の投資について、税制上の優遇があります。
仮に、夫婦それぞれの名義で投資すれば、年100万円の2倍ですから、この枠は有効に使えます。
ちなみに、投資信託の中には、外国の株式や債券などで運用しながら、為替ヘッジをかける商品もあります。
円高方向の為替リスクに不安がある場合は、ひとつの選択肢になりえます。
とはいえ、投資信託は、現状4000本以上の中から選べますので、もし本格的に検討する場合は、将来必要となる資金、運用可能期間、心理的なリスク許容度、それに基づく目標利回りなどを加味して、組み合わせでの運用(ポートフォリオ運用といいます)を設計されるとよいと思います。
あとは、インフレに不安があれば、資源をテーマにした投資信託、他に、マニアックなところでは、物価連動国債ファンドなどもあります。
注:商品のリスク特性は十分に理解する必要あり
以上、ご参考にしていただけると、幸いです。
評価・お礼
milktea2 さん
2013/12/28 16:45
ご回答ありがとうございます。
積立利率変動型の保険は私も気になっていました。
老後への備えと考えるのであれば30年近くあり、ソニーのバリアブルライフなどでも良いかなと考えていました。
やはり預貯金以外で始めやすい運用は投資信託になるのですね。
投資信託は種類が多いので選択が難しいですが、素人でも始めやすいものを探してみようと思います。
投資はリスクを分散させるのが良いと聞くので、
自分のライフスタイルに合ったポートフォリオについても検討してみます。
わかりやすくご説明いただきありがとうございました。