森本 直人
モリモト ナオト相続したお金の運用
マネー お金と資産の運用 2012/12/24 05:2050代パート主婦、夫は会社員。
コツコツ節約して3300万ほど貯めました。持ち家有り、ローン無し。
大学生の子一人、学費準備済み。
夫の退職金は2000万見込みで老後資金はそれを足して夫婦で6000万あればいいなぁ~
と夢見てひたすら節約と貯蓄に励んできました。
ようやく先が見えてきた時に突然親の遺産を相続し、約4000万ほどの現金が
舞い込んできてしまいました。正直どう扱って良いか悩んでいます。
最初は今まで通り、ネット定期などの預け替えでチマチマ殖やそうと思ってましたがせっかくの余剰金なのでリスクを承知で運用してみようと思い始めました。
遺産が入るとなった途端色々と外野がうるさいです。誰を信じて良いのやら。
保険屋さん、銀行さん、などなど。昔から疑い深い性格ですので正直疲れます。
しかしお金に関しては私よりはるかに知識のある人たちなので、ここはひとつ騙されたと思って彼らの話に乗ってみようかとも思います。
私は厚生年金に加入したことがなく国民年金保険料の未納期間もあり自分の年金が
とても少ない予定です。そこで、保険屋さんが勧めるメットライフアリコの
続けトク終身保険が気になっています。
当然定期預金のような鉄板の安全性は無いですが元本割れのリスクが無さそうだとの話です。本当でしょうか?一時払いで10年置いて年金形式で受け取るのを考えています。
信託銀行は投信買え買え攻撃です。為替ヘッジ有り無しが選べる米ドル建て新興国債権ファンドです。スイッチング手数料ゼロとのことですが何か落とし穴が無いか心配です。
購入手数料も2.1%かかり、ノーロードのファンド積立しか経験のない私にはとても
敷居が高い感じです。
親が保有していた豪ドル債権ファンドが有って他の相続人が相続し既に売却しましたが、
かなり成績の良いものだったのでそれも勧められています。為替ヘッジ無しです。
どちらも毎月分配型です。
今まで定期預金の金利しか頭になかったので少しでもそれより増えればいいかなという気持ちです。
彼らもそういう私の思いに上手に入り込んできます。
自分で貯めたお金なら絶対にそういう投資はしないのですが、親が投資で殖やしたお金を相続したのでちょっと自分の価値感を見直してみようかと思いました。
保険・投信・定期預金と分散させるのはどうでしょうか?
初心者ですが勉強したいと思います。宜しくお願いします。
補足
2012/12/24 05:20保険金を入れると遺産相続は5000万近くなります。
今日までの自分の人生が否定されたかのような感覚に打ちのめされています・・・
何よりも夫に対して申し訳ないです。
ぷいぷいさん ( 大阪府 / 女性 / 53歳 )
相続したお金の運用目的について
- ( 4 .0)
ぷいぷい様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
相続したお金の件、「もったいないから運用しましょう」というアドバイスは、ありがちですが、まずは、運用目的をしっかりと定めましょう。
例えば、積極的に殖やしたいのか、少しずつ取り崩して使いたいのか、資産価値の保全を重視するのか、といったことから、ライフプランを基準に、整理する必要があると思います。
また、いつまでに、いくらといった数字の計画を立てることも大事です。
それと、もうひとつの視点は、単に自分のためだけに運用する、というのではなく、お金を社会に役立てるという発想です。
今あるお金は、元をたどれば、他の誰かが、汗水たらして稼いだお金が、手元に回ってきたものです。
仮に、その全額を銀行預金にするだけなら、そのお金は、社会に巡っていかず、日本国債(政府の借金)が買われるばかりになります。
一方、例えば、優良企業の株式や、利用価値の高い不動産などに投資をすると、それが血液のように、どんどん社会に巡っていって、いろいろな人を幸せにしながら、景気を良くする一助にもなります。
日本の景気が低迷している最大の要因は、お金を持っている人が、消費や投資に回さないからです。
こういった視点も含めて、少しずつ考え方を整理すると、ご自身の選択に「腑に落ちる」状況が生まれます。
実際、よく理解せず、他人から勧められるがままに投資をして、後悔される方は多いです。
ご自身の考えが整理されれば、選択はおのずと、決まってきます。
なお、個別具体的な選択は、個人で活動しているアドバイザーとの対話の中で決めていくのも、一つの方法です。
以上、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
ぷいぷい さん
2013/01/05 02:53
皆が老後に不安があるからお金が使えない、貯め込んでしまうという状況だと思います。
でも、それじゃダメなんでしょうね。
なかなか難しいですが、私も高度経済成長の恩恵を受けて育った人間、日本という国の
勢いを身をもって実感した世代なので
なんとかしたいという思いはあります!
でも、自分のささやかな老後資金となると・・・決断は難しいですね。