森本 直人
モリモト ナオト老後の資産形成
マネー お金と資産の運用 2012/12/06 13:04先日マネーセミナーで講師をしていただいたファイナンシャルプランナーの
相談会に行ってきました。
将来の資産形成に不安に思い、提案されたのが以下の2つでした。
メットライフアリコ
積立利率変動型終身保険 280.54米ドル 払い込み期間15年
アクサ生命保険
ユニット・リンク保険(有期型) 25000円 65歳まで払い込み
契約はまだですが近日する予定です。
32歳独身 実家暮らし
いずれは結婚したいと思っています。
毎月10万円貯蓄しています。
仕事は働ける限り続けようと思っていますが、65歳まで払えるか不安になってきました。
契約したら10~15年は払うつもりです。
保険料が負担になってきたら払済にしようと思っています。
この保険についてのリスク・デメリットを次回しっかり聞いてこようと
思っていますが、独身の私が契約するには少し高額でしょうか。
できれば元本割りしたくありませんし、保険料をもう少し減額した方が
いいでしょうか。
momonikoさん ( 岐阜県 / 女性 / 32歳 )
ファイナンシャルプランナー相談について
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momoniko様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の件、まず第一に、いきなり保険商品を紹介するのは、ファイナンシャルプランナー相談ではなく、保険の営業です。
もちろん、保険の営業も立派なお仕事ですが、本来のファイナンシャルプランナー相談は、ご相談者のライフプランを伺った上で、保険だけではなく、あらゆる選択肢の中から、最適なプランを見つけていく相談です。
例えば、お書き頂いた、ユニット・リンク保険は、仮に中身の投資信託が運用収益率0%という結果になれば、元本割れになるはずです。
運用収益率がマイナスにならなくても、元本割れです。
なぜなら保険機能が付いているからです。
保険機能を付けるには、かなりのコストが生じますので、この場合は、コスト分だけ、元本割れになります。
であれば、初めから投資信託で積み立てた方がよいかもしれません。
あるいは、投資リスクについての理解が進んでいなければ、ひとまず銀行預金に置き、理解のペースに合わせて、少しずつ投資をしていった方がよい可能性もあります。
なお、本格的なファイナンシャルプランナー相談は、まず、ご相談者の運用目的を伺い、収入や資産など、基本情報を整理した上で、将来の資金繰りを考え、目標リターンなど検討し、その上で、資産の配分を決定し、具体的な商品を選択し、運用スタート後は、ライフプランやマーケット環境の変化に応じて、適宜メンテナンスを行っていく、といった具合に、ステップがあります。
お一人お一人の状況やお考えは、それぞれ異なりますので、このようなステップを踏まなければ、最適な答えには、たどりつけないと思います。
アドバイザーは、駆け引きの相手でなく、momonikoさんのサポーターでなければなりません。
よく検討した上で、momonikoさんに合った選択を見つけてみてください。
評価・お礼
momoniko さん
2012/12/13 18:26
ありがとうございました。
森本さんの回答を読んでハッとしました。
結構早い段階で提案されました。
やはり無料相談というのは営業も絡んでいるんですかね・・・。
同性で同年代だったのですっかり信じてしまいました。
もう少し勉強してみます。
気づきを与えてくださって感謝いたします。
森本 直人
2012/12/14 18:01
momonikoさんへ
評価・コメントありがとうございます。
無料FP相談というのは、ボランティア活動でなければ、保険の営業が絡んでいることが多いですね。
そもそも、momonikoさんに、ボランティア活動をする意味もわかりません。
FPは、職業なので、アドバイスに対しては、原則として、相談料、手数料などの報酬をいただかなければなりませんが、本当に親身になって、momonikoさんの側に立ってアドバイスをしてくれるFPかどうかを判断するには、ある程度のコミュニケーションをとる期間が必要と思います。
これは、お友達になれる人を見つける作業と同じです。
そのFPさんとは、よくコミュニケーションをとってみることをおすすめします。