大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- Q&A回答「「勉強」とは自分の脳を満足させること」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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勉強の仕方がわからない

育児・教育 子供の教育・受験 2012/09/21 22:50

勉強好きになろうと毎日考えてみるものの20年間ろくすっぽに勉強していなかったせいか全くわかりません。
私は聞いたりするのが好きなので聞いたりする勉強をしたいと思うのですが全くわかりません。
どうしたらよろしいのでしょうか?

ナシロさん ( 和歌山県 / 男性 / 20歳 )

「勉強」とは自分の脳を満足させること

2012/09/22 01:17

「勉強」とは一体何でしょう?
日本の教育制度では、「勉強」とは試験でいい点を取るための手段でしかないと思います。  ですから、大人になっていざ「勉強」しようと思ってもどうしたらいいのか困ってしまうのかも知れません。

ただ言われたところを暗記して、それをそのまま脳から引き出して同じように書く。 そのような恐ろしく間違った教育環境で大人になってしまうと、一体何が「勉強」なのかわからなくなるのは当然だと思います。

さて、「勉強」。
英語の”study”に置き換えてみましょう。

“study”を定義すると(定義はたくさんありますが、一番適切なものを選ぶと):
application of the mental faculties to the acquisition of knowledge
知識を習得するために脳の機能を利用応用すること。

つまり「勉強」するということは、何でも自分の興味のあることについて(遺伝子でも、寿命でも、うつ病でも、人間の性格でも、原発でも、税についてでも、蛾の生態でも、筋肉でも、栄養でも、恋愛でも、もっともっと何でも)興味を持ち、自分でリサーチし(インターネットでも本でも)「ははぁなるほど。」と知識を吸収し理解し、脳に収納し、必要なときに引き出せるようにすることです。 

脳が理解して、きっちり収納してくれたら、それが「勉強」の成果です。

「聞く」という脳の機能が得意なら、リサーチをする際に色々な人の意見を聞いたり、You Tubeで興味のあるテーマについてのレクチャーを探してみるとかしたら面白いですね。

補足

「勉強」に一番大切なことは、自分で自分の好奇心を満足させるために、自分の決めた方法で自分で知識を吸収することです。 「ここを覚えなさい。」「この問題をしなさい。」と塾や学校で言われるままに受身に覚えることではないですよ。 

例えば英語の勉強をしたいと思った時にも、ただ単に既成の市販されている決まりきったフレーズの流れて来る音声を聞いても、脳はまったく機能しません。 自分の興味のある内容をいかに英語で表現するかを、自分で探したり、その内容をまず読んでみて、書いてみて、そして同じ内容を英語で聞いてみるという一連の「勉強」が脳を最大に機能させてくれます。

まずは、興味のあること何でもの情報を探すことから始めて下さい。 それがまず一歩です。

もし英語の能力がかなりある方なら、Courseraもお勧め。  世界の一流有名大学のコースが無料で履修出来る素晴らしい「勉強」がアメリカを中心に進化しています。 世界のどこからでも、有名教授の先端授業が受講出来ます。 Harvard, Princeton, Stanford・・・と現在18大学が提供している世界をリードするコースです。 脳が大満足する内容が目白押しです。 一度チェックしてみて下さい。 妙に楽しくなりますよ。

私もこのcoursera にはまって、現在2コース履修中です。

「勉強」するって素晴らしいですね。

Good Luck!

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