大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- Q&A回答「「郷に入っては郷に従え」るだけの基礎知識は必要です」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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海外渡航前の語学力について

人生・ライフスタイル 海外留学・外国文化 2012/02/01 00:55

海外(ヨーロッパ圏)へのホームステイを考えています。
希望する国はフランスもしくはイギリスでと考えていますが、正直フランス語はほとんど話せない状態です。
英語は単身の旅行でもどうにか過ごせる程度です。
どちらにしても、滞在中は語学学校に通うつもりではいますが、渡航前にどの程度勉強しておけば良いのでしょうか。
できれば今年中には動きたいと考えていますが、語学力としては無謀でしょうか。

ocean_77さん ( 神奈川県 / 女性 / 34歳 )

「郷に入っては郷に従え」るだけの基礎知識は必要です

2012/02/01 13:34
( 5 .0)

今日は、大澤眞知子と申します。

楽しみな計画がおありですね。
20年以上、日本の学生・社会人を外国の冒険に送りだした者からのアドバイスです。

まず、最低必要限度、現地の常識を勉強してください。

例えば、挨拶の仕方:

英語の挨拶は確かに "Hi." "How are you?" ですが、この意味は
(人間同士いい雰囲気でお話を開始しましょう!)ということですから、必ず感情を入れること。
日本人は、日本語の単調なイントネーションのまま英語を口にすることが多いので、よく「冷たい」人だと勘違いされてしまいます。

答えもしかり。 "Pretty good, thank you. How about yourself?"
など、これもしっかり「いい雰囲気」を相手に伝えるイントネーションと表情が必要です。

そうしないと、ホームステイ先で「とっつきにくい日本人」という誤解を受けることになりかねません。 こちらに全然悪気がなくても、やはり先方も人間ですので、英語の常識で判断し、なんとなく距離を置かれてしまうことが非常に多いです。

また、ホストと夕食を食べている場合など
"How was your day?" と聞かれることがよくあります。

日本の人はたいてい、"Good." と答えたままだまってしまうようです。
英語圏の人は「一語だけの答え」を期待しているわけではないし、そんな答え方は失礼だと感じます。

ですから、質問に「一語」だけの答えしか出来ない状態(Yes, No も含めて)では、人間関係がスムーズに進みません。

相手は「もう質問してほしくないんだろう。」とか「話したくない人かな」と誤解して、やはり距離を置いてしまいます。

他にもお店の人とは目を合わせて挨拶をする、とか。
相手の話を聞いたら必ず、コメントか質問をするとか、色々あります。

もちろん、現地でも学べることですが、最初の出会いで相手に誤解されると、言葉が不自由な日本人にはそれを解くことは容易ではありません。

結果、「ホストとうまくいかなかった・・・」「どうも現地になじめなかった・・・」と感想を持って帰ってきてしまいます。

せっかく冒険を決意なさったのですから、最大の経験が出来るよう、現地の常識をいっぱい学んでから出発してください。

貴重な、深い体験が出来ると思いますし、素敵な出会いもあるはずですよ。

Good luck with your stay.

評価・お礼

ocean_77 さん

2012/02/02 23:28

早々に回答をいただきまして、ありがとうございます。とても詳しくお教えいただいて、なるほどと思える内容でした。確かに、日本人同士でのコミュニケーションでは問題にならないようなことや気に止めないようなことはたくさんあると感じました。
そういったことも踏まえて準備をして、渡航に臨みたいと思います。
ありがとうございました!

大澤 眞知子

2012/02/02 23:32

My pleasure.

Have a wonderful adventure.


Machiko Osawa

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