おすすめコラム
生涯学習に取り組む人達
-
70才を超えて新たに学びに取り組む人たちがいる。
学校を卒業して40年以上働き退職して、子供が独立した後どのように毎日を過ごすか。
A氏は定時制の高校を卒業し、エンジニアリング会社に入社して、現場で計測を担当、国内はもと
よりインドやフイリピンにも派遣され活躍された。
2013年10月に放送大学の選科履修生として入学。欧州・東洋・イスラム諸国の歴史や文化を勉
強するため10科目以上の科目を選択した。単位取得をするためにはレポートを提出し合格して試
験を受けることが必要。現在、レポート提出し結果待ち、一回で全科目単位取得は困難が予想さ
れる。試験に臨んでは問題を一読し、ご自分の関心の強い科目に重点的に回答する事にした。
不合格の場合は再試験の機会が1回あるので再挑戦することにした。その上更に不合格になり関
心が強ければの場合は再登録することにした。
通常は1科目から学び始める人が多いのでA氏のようなケースは少ない。よく話をお聴きすると学
ぶ理由は何故白人が世界を制覇しているのか知りたいというのである。海外で働きこのような問
題意識を持たれたのである。燃え滾る学問に対する情熱に感動を受け、A氏の考えに同調した
次第である。大学卒の資格についてお聞きすると、可能であれば今後全科履修生として入学し
たいと率直に語られた。
学内の交友サークルにも参加を申し込まれた。A氏は近くに娘さん夫婦がお住まいだが奥さんが
死亡され1人で生活されている。勉強する時間は豊富である。放送大学に入学すれば親しくして
くれる仲間も多い。一人で家にこもり行く末を悩んでいる人には放送大學に入学されるのをお勧め
するものである。