小谷田 仁(歯科医師)- コラム「今40代、骨格性の受け口。外科手術で顎先のみ保険適用?」 - 専門家プロファイル

小谷田 仁
約30年の実績による舌側矯正と審美矯正。質の高い治療に努めます

小谷田 仁

コヤタ ヒトシ
( 東京都 / 歯科医師 )
医療法人社団審美会 青山審美会歯科矯正クリニック 
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今40代、骨格性の受け口。外科手術で顎先のみ保険適用?

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歯列矯正・噛み合わせQA (症例、原因、費用) 受け口、しゃくれ、反対咬合、切端咬合(せったん咬合) 2012-01-19 01:34

(質問)

今40代なのですが、骨格性の受け口です。他院で結構酷い歯周病にもかかっていることが分かったのですが、矯正と歯周病の治療を並行してやれば大丈夫とのことでした。。
昔に治療した上右奥歯のブリッジが原因で、上の歯全体が右に大きくずれてしまって正中線が全く合っていません。
下顎は左に傾いてる感じで、顎を大きく開けるとガクっと音がする状態です。
正中線は治療すればちゃんと合いますか。受け口ももちろん治したいです。
また外科手術で顎全体ではなく、顎先のみ削ることも出来るのでしょうか。その場合も保険適用になるのでしょうか。
とても悩んでいます。どうぞよろしくお願いします。

(回答)

写真では、前歯の受け口で、下顎の抜歯が必要な症例の様に見えます。
骨格性の受け口で、矯正と歯周病の治療を並行してやれば大丈夫とのことですが、写真だけでは明確に判断しかねます。
矯正治療によって、正中線は治療すれば合わせる事は可能ですし、受け口ももちろん治すことが出来きると思います。
矯正治療によって、顎の関節の状態の改善も期待できますが、開口時の雑音は治らないケースはあります。
また外科手術で顎全体ではなく、顎先のみ削ることも出来ますが、保険適応にはならないと思います。
以下の疾病に付随する歯列不正、不正咬合の矯正歯科治療は、育成(更生)医療の適用となり、健康保険での矯正治療を行う事ができます。
たとえば、いわゆる顎変形症、唇顎口蓋裂、などです。また、手術を必要とする強度の反対交合(プロレスのアントニオ猪木さん)や上顎前突等も矯正治療が健康保険適用となります。
ただし、厚生労働大臣が定める施設基準に適合した育成(更正)医療指定の歯科医療機関でなければ、上記の健康保険治療が出来ません。
この場合、上記のように矯正治療も保険の対象になるはずですから、治療方法や治療費用については、歯科大学病院などの育成(更正)医療指定の歯科医療機関に問い合わせて頂きたいと思います。

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