接道義務について
住宅・不動産 住宅検査・測量 2010/02/20 01:45はじめまして。私の実家のことでご相談です。実質4m弱の私道に実測1.9m接道している敷延敷地です(登記簿は2m)。4棟現場の一つで、隣も対照的な敷延敷地(接道1.9m)で、手前2棟は整形地です。老朽化のため、土地の売却または建物の建て替えをしたいのですが、売却では値を下げられ、建て替えはできないという話を聞きます。リフォームはできるとも言われてますが、老朽化した柱を再利用するのは心もとない状況です。時代の流れに合わせた法改正もわかりますが、購入時は合法として販売されていた物件が、ある日突然法律に適合しなくなる(=資産価値がなくなるまたは低くなる)という出来事になるというのは納得できません。今後もこのような所有者の資産をいとも簡単に値崩れさせるような法改正を繰り返し、両親のように困る方が増えるのでしょうか。都合良く隣地に売却や、土地の借地もできなそうですし両親が不憫でなりません。このような場合どうしたらよいのでしょうか。泣き寝入りするしかないのでしょうか。そもそも再建築不可物件の所有者に、国はどうしろといいたいのでしょうか。心底腹立たしい思いでいっぱいです。お詳しい先生方どうかアドバイスください。
サラサチエさん ( 東京都 / 女性 / 32歳 )
スケルトンリフォームという手もあります
横浜の設計事務所です。
接道に関しては、微妙な数字のようですね。敷地境界の杭は入っていますでしょうか。
また、きちんとした測量図がないのでしたら一度、敷地の測量をしてもらうといいと
思います。境界確定がなければ10万程度でできると思います。
敷地の図面は作っておいて損はありません。
また、実測の結果で微妙な数字が確定した場合でも売却には問題ありますが、
再建築の場合は登記簿と一緒に役所に相談してみてください。
建替え以外の選択肢としては、スケルトンリフォームという手があります。
今は、国交省でも中古住宅の活用を進める体制をとっており、近い将来には
中古市場の形成ができるように対策を進めています。
古い中古住宅でも、スケルトンにして柱や基礎を剥き出しにして、耐震性・耐久性
・断熱性能の向上をはかり、新築と同じ耐震・断熱性能と居住環境を実現する事が
できます。(某TV番組のように)
これまで、私は4軒ほどそういった仕事を手がけていますが今は技術も進み
きちんとした耐震設計をする設計事務所と技術力がある工務店の組み合わせで
やれば、外見だけではなく性能も新築同様にできます。
それなりに金額はかかりますが新築よりは安くなるので、新築をお考えで
この先住み続けたいというご希望であればそういう方策もあります。