基礎立ち上がりコンクリート打設後の散水
住宅・不動産 住宅設計・構造 2013/05/10 23:31ベースコンクリート打設から基礎立ち上がり部の打設経過は以下の通りです。
5/7ベースコン打設8時30分(晴れ:気温18度~10度:風速8m/s:乾燥注意報)
5/8基礎立ち上がり型枠設置(晴れ:気温23度~8度:風速9m/s:乾燥注意報)ベースコン部の型枠外す。
5/9基礎立ち上がり部コンクリート打設(晴れ:気温25~11度:風速4m/s)
基礎立ち上がりコンクリート打設状況
8時35分打設開始→9時15分打設完了
→14時50分レベラー完了→型枠上端部にシートを覆い15時完了
レベラー完了後直ちにベースコンクリートに散水し型枠より7mm程度冠水しました。
散水はコンクリート打設から約5時間30分経過です。
基礎屋さんはこのままの状態で支障ありませんとのことでしたが、心配になり15時40分から約2時間30分かけて水をふき取りました。
この様な状況下でベースコンクリートと基礎立ち上がり部の境界近傍は水の浸透で強度の低下や接合の不具合等にどの程度の影響があるか心配です。
8日後(5/17)に型枠を外しますが、外観の表面状態の観察で有る程度の欠陥は判断出来るものでしょうか?
また、簡単に出来る試験はどの様なもので信頼性はどの程度有るでしょうか?
上棟は5/23の予定です。
なお
ベースコン打設の翌朝にコンクリート表面を確認したところ内部配筋の鉄筋近傍に幅1mm・長さ50cm程のクラックが10数箇所有り凸部の表面は部分的に白い斑点状になっていました。
散水の目的もはっきりしませんので、合わせてご教示よろしくお願い致します。
出来るだけ早い回答をお願いいたします。
hatag30さん ( 埼玉県 / 男性 / 52歳 )
コンクリートの散水養生
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横浜駅のそばで開業してる設計事務所です。
コンクリートが乾いて固まると思っておられる方は、建築関係以外の方には多いと思います。建築関係者でもRCに疎い人でそう思ってる方はいるようです。
コンクリートは水和反応と言いまして水とセメントが反応することで固まります。つまり硬化するには水の存在が必須になります。
ある程度硬化が進んだ状態でも、表面が乾いてしまうと水和反応が充分に進まなくて表面の硬化不良が起こったりします。
夏などの気温や陽射しが強い時にそういった状況が見られます。
その為に、型枠は72時間以上は外さない(水分の蒸発を防ぐ為)とか型枠がないスラブ(平らな部分)は散水して乾燥を防ぐ養生をしたりします。
コンクリートの打設中に大雨が降るのは困りますが、それ以外の場合は濡れていてもいっこうに構いません。むしろ硬化初期に乾くほうが問題となります。
クラックがある場合は、それがどれくらい問題あるかを判断するのは経験のある設計者等にみてもらうのが良いと思います。無いのにこしたことはありませんが、多少は問題ありません。(立ち上がり部分にはモルタルを上塗りしますし)
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
評価・お礼
hatag30 さん
2013/05/13 21:34
ご回答有り難うございます。
1.
コンクリートの固化は水和反応のため水が必須条件で乾燥がむしろ悪影響を及ぼす
2.
打設時の雨以外は濡れていても支障ない
3.
多少のクラックは余り心配する事はない
以上のご説明を受け不安も多少は取れました。