コンセントからの冷気について
住宅・不動産 住宅・不動産トラブル 2010/12/27 13:55お世話になります。
高気密高断熱住宅が希望で、注文住宅を建築し、今年の7月から入居しております。
冬になり外気温の低下とともに室内においても、当然寒くなるためエアコン、床暖房を稼働させても部屋全体が暖まらず、室温にムラがあり冷気を感じるところもあります。この原因をいろいろ探ってみると、コンセントや照明スイッチなどの壁に取り付けてある開口周りから空気が入り込み、特にキッチンの換気扇が稼働している時は、開口部からろうそくの炎が激しく揺れるくらい空気が流入してきます。それが外気なのか室内の空気が循環しているのかはわかりませんが、冷気を感じるため、とにかく寒いです。
気密測定をしていないため、施工不良が原因なのか、構造上やむを得ないものなのか、お教えいただけないでしょうか。仮に施工不良の場合、後施工の補修方法はあるのでしょうか。また構造上やむを得ない場合の冷気の侵入を防ぐ対処方法はあるのでしょうか。
設計概要(設計図書に記載されているものの抜粋)
・木造2階建て
・外断熱(ネオマフォーム)
・等級概要
省エネルギー対策 4等級
空気環境対策 4等級
よごさん ( 愛知県 / 男性 / 34歳 )
施工不良が考えられます
繊維系素材で壁内充填型の断熱方法の場合は、室内側にビニールシートなどの
気密バリアが必要になって、そこが破られるコンセントやスイッチ廻りから
冷気が入ることは考えられます。
しかし、ネオマフォームの外断熱ということですので、外断熱の場合は壁内は
室内と同じ温度空間になります。
したがって、コンセントなどから冷気が入ることはあまり考えられません。
外断熱のパネルは、パネル同士を気密テープで貼り合わせるので外気の侵入
箇所はほとんどありません。
ただし、土台近辺、軒近辺、出窓などの複雑な形状の窓あたりは断熱パネル
が途切れる箇所です。
このあたりは、現場発泡のウレタンフォームを吹きつけて塞ぎます。
もし、ここのウレタンフォームの施工を忘れていたらおっしゃるような状況が
起こりうると思います。
もしくは、基礎断熱の場合は土台下の気密テープが施工されているか?
通常の基礎の場合は、床下の断熱材もネオマフォームで気密施工されているか。
なども重要です。
気密バリアが必要な工法以外は、あまり気密測定は必要ないと思うのですが
おっしゃるような状況を読むと施工不良が疑われますので工務店さんと
相談して気密測定をしてみてはいかがでしょう。
断熱の補修というのは非常に難しいです。
この場合は、箇所が特定できればそこをウレタンフォームで塞げば良いの
ですが、内側の石膏ボードとクロスは剥がすので箇所が特定できないと
非常に面倒です。
まずは、本当に施工がきちんとできているかを確かめる為に気密測定を
するのが良いと思います。