八納 啓造(建築家)- Q&A回答「耐震強度をより保ちたい場合は・・・」 - 専門家プロファイル

八納 啓造
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?

八納 啓造

ヤノウ ケイゾウ
( 建築家 )
株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
Q&A回答への評価:
4.5/245件
サービス:3件
Q&A:636件
コラム:627件
写真:11件
お気軽にお問い合わせください
082-207-0888
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

新築にあたり、3.5寸柱か4寸柱か悩んでいます

住宅・不動産 住宅設計・構造 2011/08/25 10:19

家を新築するにあたり、プランや価格面で業者を2つに絞ったところ、使う柱の太さがそれぞれの会社で異なることがわかりました。どちらの業者もそれぞれの良いところしかいわないのですが、耐震性や構造躯体の強度という面で、3.5寸柱より4寸柱を使用している業者を選ぶべきか悩んでいます。3.5寸柱を使う業者は、「2階建てであっても構造計算をきちんと行っていて耐震強度の面は全く問題ない」とのこと。また、接合部には構造計算的に必要なところには金属を使用するが、基本は木(ほぞ?木を組み合わせる)を使用するとのこと。専門家の皆様に是非、的確なアドバイスをいただければと思っています。よろしくお願いいたします。

おにいやさん ( 埼玉県 / 女性 / 48歳 )

耐震強度をより保ちたい場合は・・・

2011/08/25 23:19
( 5 .0)

3.5寸、4寸と悩みますよね。
ところで、耐震性をより強固のものにされたい場合は、長期優良住宅などでも活用する「許容応力度計算」という構造計算方式を採用し、安全率を1.25倍に保つという方法もあります。

文面に「構造計算をきちんと行っている」とありますが、通常木造2階建ての場合は、壁量計算という簡易的な方法をとります。先方がどこまで対応できるかはありますが、もし耐震性を確保する場合は、「長期優良住宅などの場合に採用する許容応力度計算でお願いできますか?」という話を出すのも一つでしょう。どちらの工務店さんも対応されるのなら、後は相性や誠実さ、信頼性で選ぶのも手です。

ただし、構造計算費が別途15~25万円かかりますが、契約を前提に折衝するのも一つかも知れません。
参考になれば嬉しいです。

八納啓造

評価・お礼

おにいや さん

2011/08/27 09:58

八納様  専門的見地からのご指摘ありがとうございました。とても参考になります。今後、どちらかに決めていく予定で下りますので、許容応力度計算の依頼を含めて、業者とやりとりをしてみたいと思います。そして、プランの提案力や営業の方、会社の対応等を総合的に判断して決めて行ければと思います。ありがとうございました。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム写真