岩川 昌樹(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「理論的有利と現実的有利は異なる。」 - 専門家プロファイル

岩川 昌樹
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します

岩川 昌樹

イワカワ マサキ
( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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投資信託を始めようと思っています

マネー 投資相談 2010/05/30 15:57

25歳会社員です。
現在定期預金で300万ほどあります。
最近になって投資に興味を持ち始めようかと思っています。
ネットや本で投資について勉強し以下のように購入しようと思っています。
・国内株式、国内債券、外国株式、外国債券の4つを基本とし
 新興国株式なども5%~10%ほど購入
 国内外・株式債券にリスクを分散させるためと長期的な運用を予定しているので
 新興国も含めています。
・販売手数料無料(ノーロード)のもの
 毎月の積立時の手数料を無くすため
・信託報酬が1%未満のもの

質問1
新興国を10%とし場合残りは90%となるわけですが
その90%を国内外・株式債券4種の平等に振り分けるのは危険でしょうか?

質問2
上記のように分散投資しているバランスファンドが存在した場合
バランスファンド一点のみ購入で大丈夫でしょうか。
またそのバランスファンドを一点購入するのと自分でファンドを組み合わせるのでは
それぞれどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか?

基本的なことで申し訳ありませんが宜しくお願いします。

鍵街の葵さん ( 東京都 / 男性 / 25歳 )

岩川 昌樹 専門家

岩川 昌樹
ファイナンシャルプランナー

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理論的有利と現実的有利は異なる。

2010/05/31 08:05
( 5 .0)

はじめまして、FPの岩川と申します。

質問1について
その資産配分が危険であるかどうかが、問題ではなく、
その資産配分は、どの程度の価格変動があるか?
また、その価格変動に左右されずに投資継続ができるリスク許容を
お持ちかどうかが重要です。
事前にどの程度の価格変動が予想されるかご存じであれば、とくに問題はありません。
投資の場合は、資産評価がマイナス時や下落時は、投資方針を変更したり、中断することがよくあります。
長期投資は、最後まで計画を全うすることが成功への第一歩です。

質問2について
・個別ファンドの組み合わせについて
コストは安いですが、リバランスのやり方でによって結果が大きく左右されます。
日本株式インデックスファンドは、20年前に設定されたものでも元本割れです。
そのようなファンドを保有し、収益を確保していくわけですから、自分自身で行うのは決して簡単ではありません。

・バランスファンド利用のメリット
1.オートリバランス
プロの手によってバランスの修正が行われ、高い資産を売却し、安い資産を常に購入します。
2.非課税リバランス
投資信託を複数保有したリバランスは、収益がある場合は税金が差引かれますが、バランスファンドは、ファンド内で行うため、
非課税となります。

・バランスファンドと個別ファンドを組み合わせる
バランスファンドは、既に資産配分が固定化されており将来的に変更ができないのがデメリットです。
そのデメリットを個別ファンドの組み合わせで解消することが可能です。
個別ファンドの配分でリスクリターンをコントロール出来るようになります。また、新興国など、個人個人異なる運用ニードに
あわせてアセットアロケーションを変更できます。

バランスファンドを軸に、資産配分を組み立てると、緻密なメンテナンスは回避できます。

投資は、「理論的有利」であっても「現実的に有利」になるかどうか別だと思います。

お暇なときにご覧下さい。参考になるかも知れません。
http://www.toushinmkt.com/tm/knows/basic_knowledge.html

評価・お礼

鍵街の葵 さん

ご回答ありがとうございます。
バランスファンドと個別ファンドの組み合わせ、非常に参考になりました。
自分の考えに近いバランスファンドとそれを補う個別ファンドで検討してみようと思います。

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