岩川 昌樹(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「投信も、変額もリバランスは、必要。」 - 専門家プロファイル

岩川 昌樹
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します

岩川 昌樹

イワカワ マサキ
( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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変額個人年金保険による資産運用(30代)は?

マネー お金と資産の運用 2009/11/01 18:02

 資産形成のためには変額個人年金保険よりも投資信託だ、という話をききますが、実際のところ投資信託を選んで購入し、それを管理するのはかなり熱意と手間が必要です。一時は雑誌で勉強したりしてETFや投資信託や国債を購入してみましたが(計400万円ほど)、ここ半年は忙しくて全く放置してあります。今も積み立て続けていますが把握できていません。
 自分でしっかり管理できない私のような者は、投資信託をやるよりも、手数料安めの変額個人年金保険を購入・規則的増額を行うほうがいいのではないかと思ったのですがいかがでしょうか?
 余裕資金でPCAプラチナインベストメントを100万円購入しようか検討中です。

補足

2009/11/01 18:02

「投資信託は手間と熱意が必要」というのは選ぶのに迷ってしまう、リバランスや再投資もめんどくさくて放置してしまう、ということです。

3628さん ( 長野県 / 女性 / 32歳 )

岩川 昌樹 専門家

岩川 昌樹
ファイナンシャルプランナー

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投信も、変額もリバランスは、必要。

2009/11/01 23:06
( 5 .0)

はじめまして、FPの岩川です。

投資信託の管理は難しいとのこと。
ご指摘の通りだと思います。

書籍や新聞、専門家などでも、投資信託を長期保有していれば、誰でも長期投資が成功するかのように、言われていますが、そんなことはありません。

これは、投資信託だけではありません。
変額保険であっても、投資先(変額保険の中身)は投資信託です。

もしも、変額保険の中身が、複数の投資信託を組み合わせて
運用するのであれば、残念ながらリバランスの手間は発生します。

リバランスは、はじめに基準を設け、必ず行う必要があり、
放りっぱなしの場合には、長期投資でも、元本の割れる可能性は
十分にあります。

おそらく、一番適しているのは、バランスファンドです。
運用ニードにより異なりますが、長期的にノーメンテナンスで、
資産形成が可能といえます。

バランスファンドは、リバランスをファンド会社に任せるので、
手数料が多少高めです。
(バランスファンドは、リバランス時の課税はありませんので、
それだけでも、コスト以上の成果は期待できると考えられます。)

変額保険も、バランスファンドを選択すれば、理論上は同じです。
ただ、変額保険の年間コストが高すぎます。
また、保険会社の破綻リスクも引き受けなければならないので、
「手間」を省くだけが、目的ならば、変額でなく、バランスファンドです。

資産運用は、生活のメインでなく、縁の下の力持ちにしなければなりません。

書籍や新聞は、いざ実行してみると役に立たないことはたくさんあります。
経験者、実行者に確かめないとなかなかわからないものです。

つい先日のQ&Aです。
ETFは、良い例です。
http://profile.allabout.co.jp/pf/iwakawa/qa/detail/38552


ご不明な点があれば、気軽にご質問ください。

評価・お礼

3628 さん

わかりやすく教えていただきありがとうございました。
変額個人年金保険は手数料の高さだけではなく、保険会社の破綻リスクもあるんですね。自分に合ったバランスファンドを探して積み立てようと思います。ありがとうございました。

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