岩川 昌樹
イワカワ マサキ2000万円の投資法
マネー お金と資産の運用 2009/10/27 14:10現在32歳で妻は31歳、子供1人(0歳)です。
再来年にもう1人子供が欲しいと思っています。
収入は夫婦で手取り60万円程度ですが、来年より100万円程度になりそうです。
昨年よりセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに毎月2万円を積み立てながら投資の勉強をしておりました。
現在の資産は
普通預金 1300万
ネット定期 400万(2010年1月まで)
SBI社債 200万(2010年10月まで)
セゾンバンガードグローバルバランスファンド 40万円
その他(ユーロ、オーストラリアドルなど) 60万円
です。
これから、月々の収入から10万円を今週発売されるeMaxisシリーズ(or STAM)を中心に下記の割合で購入予定です。
こちらの投資分に関しては30年は手をつけずにいくつもりです。
先進国株 35%
先進国債 20%
新興国株 25%(以上eMaxis。STAMシリーズと悩みます)
日本国株 10%(ニッセイ日経225)
日本国債 10%(ネット定期にしますが・・)
最近まで上記でいこうと思っていたのですが。普通預金の1000万円やネット定期を眠らせておくのはもったいないと思い始めました。なるべく手間をかけずに1年に1度のリバランスのみの管理として下記を教えて頂けないでしょうか。
1)現在保有の普通預金はETFで投資にまわすか(ネット定期とあわせ500万円は残して)、それとも複利を期待してノーロード・ローコスト・インデックス投信(信託報酬0.7%以下目標)にまわしたほうがいいか教えてください。
2)上記はドルコスト法で1〜2年で毎月分割投資すべきか、一括で預けるか。
3)その場合アセットロケーションはどのように変更すべきか。
4)セゾン投信はやめる方針ですが良いでしょうか。
以上、わかりにくい文で申し訳ございませんが宜しくお願い申し上げます。
補足
2009/10/27 14:10貴重なご意見頂きとても勉強になりました。
やはり本業が多忙であるため個人で管理するにはETFは諦め、コストが下がってきている投信で管理することしました。まずはセゾン投信を解約し、購入したい投信のこれまでの動きをじっくり研究しようと考えました。
また教育費や為替・2番底のリスクを考え、当初は下記のアセットアロケーションとしようと思います。2ヶ月おきに3回に分けて購入するつもりです。
先進国株 20%
先進国債 15%
新興国株 15%
日本国株 10%
日本国債 40%(ネット定期・1年社債等30%+普通預金10%)
その後の定期積立は前述のポートフォリオ(REITは?)で行い、情勢をみてリバランスしていこうかと思います。
再度の質問で申し訳ございませんが下記2点につきアドバイス頂けないでしょうか。
1)日本債は30年先の将来を考えた場合
ネット定期・1年社債
個人向け国債
投信
ですと、上記にどの割合で投資すべきでしょうか。
個人的には全てネット定期・1年社債を考えています。
2)投資信託でSTAMシリーズをとるかeMaxisをとるか。
いずれも、発売されてから期間が短く(eMaxisは本日発売)、悩んでおります。
個人的にはeMaxisを購入予定です。
以上、よろしくお願いいたします。
junjunjunさん ( 宮城県 / 男性 / 31歳 )
あらゆる角度で検討しましょう。
- ( 5 .0)
はじめまして、FPの岩川です。
ご回答致します。
1)ETFはコストだけをみれば良いと思いますが、実際に行うには、非常に手間と無駄が生じます。
仮に外国ETFを購入する場合、
↓コストを支払い、ドルに転換
↓そのドルで外国ETFを購入
↓口数買いなので、ドルが余る。(外貨MMF等を買うしかない)
(余ったドルは投資機会の損失になる)
↓配当も、ドルで受け取り再投資不可(外貨MMF等を買うしかない)
リバランス時は、
外国株式ETFを売却し、TOPIXのETFを購入する場合は、
恐ろしいほど手間と時間と無駄が生じます。
↓外国ETFの売却。
(口数ですから、ぴったりのリバランスが不可能なことも)
↓売却代金を、今度は、円に戻す(コストがかかる。)
↓TOPIXのETFを買う。
↓端数の現金が余る。
実質、複数のETFを購入した場合、ほぼリバランスは困難です。
ETFは、至るところで、お勧めされているが、手間、時間、無駄を考えれば、
インデックスファンドが利便性、効率性は高いと思います。
数千万でETFの運用をするのは、1円安い隣町のガソリンスタンドまで、時間とガス代を掛けて、給油しに行くようなものかも知れません。
資産運用は、人生のメインではなく、縁の下の力持ちであることが、結構大切です。
2)ドルコストは、下落時は、単価を下げると言われますが、平均化するだけです。
上昇時は、単価を上げます。ただ、高値づかみを避けるには、良い手段です。
積立投資は、投資の効率性より、下落時の心理的負担の軽減を重視した方が宜しいかと思います。
30年後は上昇していることを前提に考えれば、積立投資は、投資機会の損失と考えることもできます。
http://www.toushinmkt.com/menu/c_q&a_01.html#07.12.9
補足
3)アセットアロケーションは、目的までの期間だけでなく、投資方針、投資者の考え方や、人の性格も考慮して決定しますので、回答できなのが正直なところ。
参考までに。
http://www.toushinmkt.com/tm/examination/voice9.html
4)資産配分が自分に合っていると思われるのであれば、セゾンでもよいと思います。
運用をプロに任せると失敗する可能性が高いですが、セゾンインデックスの様にバランス修正のみをプロに任せる場合は、素人より結果は良くなると思います。
(非課税でリバランスができるのもバランスファンドメリットです。)
教科書では、良いと判断できることでも、
実際に経験してみると、本当によいのか疑問に思うことがたくさんあります。
ETFは、良い例ですが、お勧めしている新聞や書籍がありますが、コストという一つの角度からの検証と言うことです。
一般家計の資産運用には、非常に難しいと思います。
ご不明な点があれば、気軽にご質問下さい。
評価・お礼
junjunjun さん
非常に丁寧で私の意図にそったご回答頂き勉強になりました。
個人的にはもう一度、米国株が暴落したところで買いに入ろうと思います。
それまでは積立で勉強します。
有り難うございました。