岩川 昌樹(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「運用期間の決定は資産管理の一歩。」 - 専門家プロファイル

岩川 昌樹
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します

岩川 昌樹

イワカワ マサキ
( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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外貨資産の管理

マネー 家計・ライフプラン 2009/08/03 17:15

5年前に結婚し、以後主人の海外転勤に伴い、東南アジアで生活しています(子供はいません)年内に任期が終わり、日本に戻ることになりました。
現在の夫婦の貯金は、結婚前にそれぞれ貯めていたもの(400万くらい)を日本の銀行に定期預金にしており、その他はこちらの銀行に預金(普通預金と3か月満期の定期預金)しています。(50,000ドルくらいになると思います)
給与は現地の会社から外貨(米ドル)で支給されるため、貯金のほとんどが米ドルとなってしまいました。円高のため、今日本円に両替する気になれず、とはいえ、そのまま日本に送金し外貨預金にした場合、外貨は預金保証の範囲外となるため心配な面もあり、帰国時にこの外貨をどうすればよいかと思い、相談しました。
今後、子供も1人ほしいと思っています。今のところ家を購入する予定はありません。(また海外転勤になる可能性があるため)
定期にしている日本円の分も含め、お金の管理・運用をどのようにすればよいでしょうか?
アドバイスお願いします。

りんご999さん ( 静岡県 / 女性 / 31歳 )

岩川 昌樹 専門家

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ファイナンシャルプランナー

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運用期間の決定は資産管理の一歩。

2009/08/03 20:32

初めまして、FPの岩川です。

為替は、
「更に円高になるかも知れませんが、円安になるかもしれません。」

破綻時の預金保証以前に、
・・・「なるかもしれない!」(なってほしい)という願望で、大切な資産を外貨預金にするのは、リスクが高く、くれぐれも慎重に考えましょう。

我々が投資判断を行う場合は、そのような考え方で、投資先を決定することはありません。

現在、円に換えず、ドルで保有する場合は、検討していた外貨預金というのも、一つの手段です。

仮に、海外銀行口座の閉鎖などのため、一時的に日本送金し、外貨預金やドル建MMFに預けるのであれば、それも良いでしょう。

しかし仮に、5年、10年と長期寝かせる事が可能な資金であれば、
「外貨預金」や「ドル建MMF」を購入するよりも、
「5年米国債」や「償還が5年以上の米国債券を組み入れた債券ファンド」の方が、
リターンは良くなります。

つまり、運用期間を決定するだけで、
同じ為替のリスクを取っているのに、リターンに違いが出るということです。

同じリスクなら、リターンの高い商品
同じリターンなら、リスクの低い商品を選択できるように
まず、資金の目的を明確化させましょう。

使用目的、運用期間を決定することは、資産形成の一歩です。

たとえ、現在が円高であろうとも、目的に沿った資産形成プランが立てば、円転換が有利か、ドルの継続保有が有利か判断できるはずです。
また、目的によっては、定期的に円転換を行えば、最も安い評価で転換することは避けられます。

いずれにしても、いつ頃、何処の国で、何のために使用するのか決定しましょう。

補足

お時間あれば、ご覧下さい。
http://toushinmkt.seesaa.net/article/116661058.html

↓上記の内容と重複する箇所もありますが
http://www.fpbrain.co.jp/topic/index_03.html


ご不明な点があれば、気軽にご質問下さい。

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