岩川 昌樹(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「集中投資とも受け取れます。」 - 専門家プロファイル

岩川 昌樹
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します

岩川 昌樹

イワカワ マサキ
( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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この先10年後に向けての資産運用

マネー お金と資産の運用 2009/05/05 14:03

今50歳の男性です。
今すぐに必要とはならない手元資金を10年後の60歳までに運用して増やしたいと思っています。
その投資商品として、米国ゼロクーポン債を検討しています。
理由は、10年の余裕があり、10年後であれば利回り4%程度が期待出来る。償還時の金額が固定されている。為替による損益分岐点は60円以下となり低いと言える。以上より、他の商品と比べて確実性が高くかつ利回りも悪くないと考えています。
本商品に対する私の気付いていないリスクや、他にもっと適した商品あるいはアイデアがあるようでしたらアドバイス頂けないでしょうか? 以上、よろしくお願いします。

ヨウヨウさん ( 東京都 / 男性 / 50歳 )

岩川 昌樹 専門家

岩川 昌樹
ファイナンシャルプランナー

- good

集中投資とも受け取れます。

2009/05/06 00:57
( 4 .0)

はじめまして、FPの岩川と申します。

ゼロクーポン債を
「他の商品と比べて確実性が高くかつ利回りも悪くないと考えています。」との事ですが、確かに、おっしゃるとおりかもしれません。

しかし、その判断は、投資先が破綻しないことを大前提としている話です。
(10年後の米国の状態が重要であることを申し上げているのではなく・・・)

投資は「今が大丈夫だから、将来も大丈夫」という、ある方向に偏らずに判断することが大切です。

ゼロクーポン債は、「一つの国」の、「一つの資産」に集中投資を行い、年4%のリターンを期待することになります。

冷静に考え、年4%の同じリターンが得る目的ならば、
本来、投資国を増やし、債券資産だけでなく、株式資産も一部保有した方が、リスクは軽減します。ポートフォリオ理論からも言えることです

リターンはもちろん確定ではありませんが、ゼロクーポン債もあくまでも償還の約束です。

投資は「わからない」を前提に判断しますので、基本的な回答になります。

とは、言っても、ゼロクーポン債の選択は決して悪くありません。
外国資産に投資をする場合は、株式資産の保有はリスク軽減に必須です。
従って、可能であれば、ゼロクーポン債で確定される利益の一部でも、株式資産の保有、債券への分散は必要と思われます。
やはり、ポートフォリオの作成です。

「確定=確実」ではありません。
資産形成は、変動を理解して、その変動を受け入れてしまった方が、
よろしいか思います・・

評価・お礼

ヨウヨウ さん

岩川様、

専門家の方に、このようなご回答頂き、気持ちが楽になり、勇気づけられた感じです。
有難うございました。
株式投資機会損失のアドバイスも有難うございます。
仰られる通りかと存じます。併せて検討しようと思います。

吉野様、

お礼が遅くなり申し訳ございません。
現在、債権の置かれている状況のアドバイス有難うございます。売却のタイミングは、今すぐ購入するのであれば、債券価格より為替の状況を見ながら判断して行くべきですね。
有難うございました。

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