岩川 昌樹(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「長期投資は最後の得を考える。」 - 専門家プロファイル

岩川 昌樹
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します

岩川 昌樹

イワカワ マサキ
( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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米ドル現金の運用

マネー 投資相談 2008/11/19 16:57

現在米ドル現金10万ドルが手元にあります。急激な円高で換金できない状態です。銀行に預けるにしても米ドル現金での預け入れのさいは手数料がかかってしまうようです。このお金は10年以上は使う予定はありません。最近、米ドル建て個人年金(10年固定、
3,5%)を保険会社の方に進められました。他に良い預け先がありましたら教えてください。

ペルシャさん ( 鹿児島県 / 女性 / 37歳 )

岩川 昌樹 専門家

岩川 昌樹
ファイナンシャルプランナー

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長期投資は最後の得を考える。

2008/11/20 00:26

はじめまして、FPの岩川です。

運用期間によって、最適な資金の保全方法が異なります。

「10年以上は使用する目的がない」ということであれば、投資信託を利用し、債券や株式の分散保有が良いと思います。

長期投資は、現在の保有通貨で、商品を決定するよりも、運用後にどのように使いたいかによって、最適な商品が絞られます。

例えば、資金使途が海外リタイアであれば、外貨をベースに運用手段を決定しても良いでしょう。また、日本での老後資金と決定していれば、目先の為替動向やコストはあまり気にせず、最終的に有利な計画を進めます。

ドルから円に換金する事によるデメリット(コストや為替動向)を回避するために、外貨MMFや外貨預金、外貨建て保険に預けるのは、最適な方法とは言えません。


例えば
安いけど燃費の悪い車なら、乗れば乗るほど効率が悪くコストが掛かります。
一方、高くても燃費がよければ、結果的には有利になります。

長期投資は目先で利益を追いかけると良い結果は得られません。

それから、「貯蓄」が目的であれば、保険を利用する価値はあまり考えられません。
とくにドル建ての保険の場合は、米国債券を自分で購入し保有した方が有利と考えられます。

まずは、計画第一です。
将来の資金使途から運用期間を決定し、その運用期間に見合ったポートフォリオ運用を始めるのが良いのではないでしょうか。
計画が出来るまでの間は、一時的に、外貨MMFに預けておけばよいと思います。

1000万程度にもなれば、もっともっと金融を正しく理解するか、専門家に相談するのが無難です。

不明なことがあれば、気軽にご質問下さい。

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