岩川 昌樹
イワカワ マサキ海外での投資
マネー 投資相談 2008/11/15 00:35上海に住む者です。
質問が4つあります。
日本にあるまとまった現金で投資を始めたいのですが、海外在住のため日本に住民票がありません。上海にいても証券会社に登録できるでしょうか?何か方法があれば教えてください。
もし、できないのであれば日本にいる家族に口座開設の手続きをしてもらいネットで取引を始めようと思っていますが、利益にかかる税金や後々の贈与税などはどのようになるのでしょうか。
オフショアー積み立て投資を勧められていますが、安全と言われても手数料が高いような気がします。毎月6〜7%の手数料です。毎月利益があるとは限らないですよね。お金の拘束期間も長いし。オフショアーは本当にお得ですか?
また、FXの取引は海外に住んでいても可能でしょうか。方法を教えてください。
初歩的な質問をたくさんしてしまい申し訳ありません。
よろしくお願いします。
千さん ( 神奈川県 / 女性 / 44歳 )
オフショアは手段の一つ。
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はじめまして、FPの岩川です。
日本での非居住者は、口座開設はできません。
行っているところもありません。
もともと口座を保有していた場合も、休眠口座として継続は可能ですが、
日本での連絡先など、条件があります。
また、現在の状況で家族が日本在住でも、取引は不可能です。
本人以外の名義では、仮名取引となり、原則認められるものではありません。
どうしても、証券取引を行うのであれば、香港やシンガポールなどで、
証券口座を開設すれば、日本だけでなく、世界市場の株も売買も可能です。
それからオフショアの積立ですが、
オフショアが良い悪いではありません。
オフショアは、非居住者に対して、税優遇のある地域をいいます。
その地域の国籍のファンドだから、良いわけではありません。
投資で大切なのは、やはり「投資先」です。
この投資先(プラン)を決定して、はじめて手段を選択します。
つまり、同じ投資先ならば、オフショア地域を経由させることで、
税優遇が受けられ、効率的な複利運用が可能になると考えることも
できます。(日本に資金を持ち帰れば、申告は必要です。)
海外投資は、目的により種類や、その手段も豊富です、
今申し上げましたのは、一部です。
「オフショアだから、良さそう」だけでなく、
リスク、をはじめどのように利益が生まれるのか
具体的に、すべて理解した上で行うのが大前提です。
商品(ファンド)は、投資の表面しか見えません。
必ず、投資先を良く理解しましょう。
評価・お礼
千 さん
迅速かつ丁寧で具体的な回答をいただきとても助かりました。