岩川 昌樹
イワカワ マサキ老後資金について
マネー お金と資産の運用 2008/04/10 16:374月で41歳になる歳独身女性です。40歳になったとき、「もしかしたらこのまま結婚しないかも・・」と思い、急に老後のことが心配になってきました。現在の手取り年収は350万円程度(賞与込)で、金融資産残高は1154万円です。内訳は定期預金700万(イーバンク1年定期600万 日本振興銀行2009年満期5年定期100万) 普通預金237万 全労済せいめい保険満期金付積立193万(死亡400万 入院日額7000円 21年満期200万 24年満期200万) 現金24万 です。親と同居しているため、年間200万〜250万程度は貯蓄に回せると考えています。またこれから401Kの個人型月額18000円に入ろうと思っています。(節税と投資信託購入のため) これまでは元本保証にこだわっていたため特に投資をしていなかったのですが、これからの増加分は投資にまわし、少しでも老後資金を確保したいと思っています。どのような内容でいけばよいかご指導いただければと思います。親は持ち家ですが将来建て替えが必要かもと思っています。
てんちゃんさん ( 大分県 / 女性 / 40歳 )
購買力を守ることを考えましょう。
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FPの岩川と申します、はじめまして。
てんちゃんさまが元本保証にこだわっているとおっしゃる通り、
保有資産は、
現金 100%
価格の変動する商品は0%ですね。
やはり、投資は恐い、または、損する可能性が高いと考えていらっしゃいますか。
現在、物価の上昇を肌で感じることができると思います。
この物価上昇から、てんちゃんさまの大切な資産を守るには、株式や債券の組み入れが必要と考えられます。
お金は、将来の生活に「使用するために」貯蓄をしますが、
10年後に 1000万を「1000万+金利」に殖やすことが重要ではなく、
10年後も、今の1000万と「同じ買い物」ができる「価値」を持たせることです。
つまり「購買力の維持」です。
この購買力の維持(お金の価値を守る)には、変動商品を上手に組み入れましょう。
まず、使用する資金別に区別しましょう。
・緊急時に使用するお金
・3年後〜5年後に使用するお金
・残りは、10年以上使用しないお金
上記のように決定できると、期間別に有利な商品を探すことができるようになります。
緊急時の短期のお金・・・・定期預金、MMF、MRF
3〜5年に使用するお金・・・債券(国債など)、公社債投信等
10年以上使用しないお金・・ポートフォリオ運用
短期は流動性を確保しつつその中で一番金利の高い商品に。
中長期は、物価上昇からお金の価値を守るために株式や債券を使用し、分散投資が基本となるでしょう。
積立などの貯蓄も同様に考えます。
10年以上の資産形成を目的としているのであれば、5万、10万であっても長期の計画で株や債券を組み入れる必要があります。
資産形成プランができたら、次は、実行後に、価格が変動しても、じっくりと継続できるよう投資行動も計画しておきましょう。
ご不明なことがあれば、気軽にご質問ください。
評価・お礼
てんちゃん さん
ありがとうございます。株や債権も検討してみたいと思います。