岩川 昌樹
イワカワ マサキ老後資金を蓄えるには
マネー お金と資産の運用 2007/11/27 20:32はじめまして。マネー初心者です。
現在、会社員で月々年金を納めていますが、60歳まできちんと支払っても
「将来受け取れる公的年金の受給額は、充実したセカンドライフを過ごすには足りない」とよく耳にします。
現在勤めている会社では、退職金制度も無いので、
やはり自分で老後資金を蓄えておく必要があると感じています。
どういった方法で蓄えていけば良いのかわからないのでアドバイスをお願いします。
家族構成:夫婦、子無し
年収 :夫(600万)、妻(400万)
家賃 :15万(賃貸)
貯金 :銀行の定期預金に800万、月々の積み立てで15万
マネー初心者さん ( 東京都 / 男性 / 30歳 )
定期預金の800万を使用目的毎に区別をしましょう。
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はじめまして、FPの岩川です。
一般家庭での資産運用は、心労ばかりを抱え込む短期投資ではなく、長期投資が基本です。
安心、確実に資産を守るには、「じっくりと寝かせる」以外にありません。
売買を繰り返すよりも、じっとしている方が大きく成長します。
お金は、使用するまでの期間にあわせて最適な場所に寝かせてあげましょう。
世の中の収益を長期(10年以上)で考えると
およそ 預金 < 債券 < 株式 となります。
短期に使用するお金は、流動性を優先させるために定期預金などが最適な保存場所となります。
中長期の場合には、物価の上昇からお金の価値を守るために、債券や株式を取り入れなければなりません。
初心者の方は「債券、株式」と聞いただけで、「危ない」と思われるでしょうが、「知らない」ことが「危ない」です。
定期預金の800万を使用目的毎に区別をしましょう。
例えば
・150万は緊急予備資金のため流動性のある定期預金
・250万は3年後の住宅購入資金として債券(国債やファンド)
・残りの400万は老後資金としてポートフォリオ運用(債券や株式への分散投資)
このようにお金を最適な方法で保存してあげると
短期のお金は、流動性を優先させた上で最も金利の高い金融商品を選択できるようになります。
長期に使用しないお金は、株式や債券を取り入れることで物価上昇からお金の価値を守れます。
株式や債券を取り入れても、運用期間を間違えなければそれほど心配は入りませんが、くれぐれも、ご自身で判断のできる情報提供を受けてから行いましょう。
興味があれば、「サービス」より、弊社HPをご覧ください。
http://profile.allabout.co.jp/pf/iwakawa/service
評価・お礼
マネー初心者 さん
ご回答ありがとうございます。
お金を使用するまでの期間(短期・中期・長期)に分けて
それぞれに適した寝かせ方にするというお話、わかりやすかったです。
住宅購入等も視野に入れて、運用計画を立てようと思います。