岩川 昌樹
イワカワ マサキ資産運用先としての国債と養老保険の比較
マネー 生命保険・医療保険 2012/02/20 01:58一つの銀行口座(普通預金)が1500万円となっており、そのうちの800万円ほどをそこから移そうと考えています。
なお、私の資産状況はこちらをご確認ください。
http://profile.allabout.co.jp/ask/q-120008/
さて、その800万円の運用ですが、(1)面倒くさいのでそのままにしておく(2)別の銀行口座をつくる(3)国債を買う(4)一時払いの終身保険という4つを選択肢にしております。(4)は保険会社の方にすすめられています。
私は資産を「できるだけ増やそう」とは考えておりません。運用が安定してることが第一で、あと緊急時にいつでも財布のように引き出せることが望みです。だから銀行の普通預金にしているのです。
(4)は3年目から解約返戻金が一時払い保険料と逆転します。だから「財布代わり」という条件を満たしています。また、10年目で年利が0.5%程度、20年目前後からあとはずっと0.7%台です。税金のことを考えると10年ものの国債とどっこいどっこいですが、別にそれはどっちだっていいんです。普通預金よりいいこの利率は「おまけ」みたいなもので、すでに子どもの将来と老後のための資金は預金で確保されており、資産運用でどうしても増やさねばならない理由はないと思っています。800万円を移すのは、ペイオフのことを考えた、ただのリスク分散です。
私が悩むのは、資産運用先として保険会社の貯蓄性保険商品を選ぶということは、国債よりも高いリスクかどうかということです。国債は安定していると思いますが、「財布代わり」としてはかなり使い勝手が悪い。その点、(4)はいいと思うのですが、一般的に破綻がこわいのと、安定的な運用先として国債を選ばずに保険商品を選ぶのは客観的に見るとアホみたいな行為なのかどうかがよくわからないのです。たぶんそんなことはないとは思っているのですが。
で、質問は、私は(1)〜(4)の選択肢のどれを選べばいいのか、とくに(4)を選ぼうとしている私の選択は分が悪いかどうかということです。よろしくお願いします。
補足
2012/02/20 01:58ちなみに当該保険会社は、S&Pの格付でAAです。しかし自分が解約返戻金を受け取ろうと思っている20年後には保険会社の行く末はどうなっているかわからないという感覚があります。「そんなの国債や銀行預金でも同じじゃん」と思うかもしれませんが、国家が破綻し、銀行の預金さえ紙くずのようになってしまう世の中というのは、すべての資産が守り切れないだろうと思うので、そのときはあきらめます。
Marx1818さん ( 奈良県 / 男性 / 45歳 )
リスクを理解していればOKだと思います。
- ( 4 .0)
はじめまして、FPの岩川と申します。
>>私が悩むのは、資産運用先として保険会社の貯蓄性保険商品を選ぶということは、国債よりも高いリスクかどうかということです。
確定型の貯蓄保険の運用先は、一般に国内債券と考えてよいと思います。
国債も含まれるでしょう。
つまり、貯蓄保険は、保険会社を経由して債券投資を行なうに等しいと考えられます。
国債の購入は、ダイレクトに債券投資を行なうことです。
どちらも最終的には、国内債券投資・・・概ね同じ投資先と考えられます。
ダイレクトで投資を行なえば、金融機関の破綻リスクは回避できますが、
保険会社を経由すれば、破綻リスクを抱えることになります。
現在は、保険会社経由の方が、若干リターンが良いと思います。
この4)の選択は悪いわけではありません。若干良いリターンを得るために、金融機関の破綻リスクを受け入れるか、受け入れないかの問題を理解した上で選択すればOKです。資産形成は、理解が得られているかが大切です。
格付けも重要ですが、トリプルAだった大手外資系保険会社も、一瞬にして破綻寸前になることもあるので、承知の上で投資とするかどうかです。
>>800万円を移すのは、ペイオフのことを考えた、ただのリスク分散です。
ただのリスク分散とMarx1818様の目的が明確であれば、証券会社のMRFやMMFなら、分別管理なので目的を満たすのではないでしょうか。
評価・お礼
Marx1818 さん
2012/02/22 10:05回答ありがとうございました。「若干良いリターンを得るために、金融機関の破綻リスクを受け入れるか、受け入れないかの問題を理解した上で選択すればOKです」がポイントであると理解できました。MRFやMMFは小さいとは思いますが元本割れのリスクがあるのであまり選択肢には入れられませんでした。