岩川 昌樹(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「長期とは、利益の可能性が高まる期間」 - 専門家プロファイル

岩川 昌樹
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します

岩川 昌樹

イワカワ マサキ
( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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長期運用の長期とは

マネー 投資相談 2012/01/12 07:41

投資信託をはじめました。
窓口の方の説明では、投資信託は基本的には長期持つことによって、安定した利益となる。
とおっしゃっていました。
1年前から投資信託をしている友人と一緒に窓口へ行ったのですが、上記のようなことを言ったにもかかわらず、同席した友人に「1年間なんにも売り買いしていないすか?この商品なんかは、もう売却して利益確定してもいいと思いますよ」と言っていました。
どうも矛盾しているような気がします。
それとも長期持つ、という意味がちがうのでしょうか?
売り買いしながら、長期運用していくといういみでしょうか?
自分が始めてみて、どうしたらいいのかわからなくなってしまいました。
投資信託も多くの人がやっているように毎日為替相場をみて、売るだの買うだの、って考えてやるものなのでしょうか?

浜田さん ( 東京都 / 女性 / 42歳 )

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長期とは、利益の可能性が高まる期間

2012/01/17 10:18
( 3 .0)

はじめまして、FPの岩川と申します。

浜田さまのご指摘の通り、確かに、長期と言っても、人によって解釈は異なりますね。

少し専門的になりますが、投資信託などの変動商品は、定期的な売買(リバランス目的)によって利益と損失を繰り返し確定させることで、資産形成が報われます。

過去を振り返ると、このリバランスを繰り返し行なうと、5年、7年、10年と長期になればなるほど平均的なリターンはプラスになる可能性が高まります。

短期の場合は、「利益の可能性」 = 「損失の可能性」
(↑投機ですね。)

長期の場合は、「利益の可能性」 > 「損失の可能性」
(長期で報われるから大切な世界の公的年金はリスクをとって運用するんですよね。)

つまり、長期とは、損失の可能性よりも、利益の可能性が高まる期間と考えて良いと思います。
この期間は、債券や株式をどのくらいずつ保有するか、また、為替の影響によって異なります。

私の場合は、為替の影響を受ける場合や株式を組み込む場合は、余裕を持って最低7,8年から10年以上の保有を勧めています。

参考までに
どんなに10年、20年保有しても、リバランスをしなければ資産形成は「運」でしか報われないと思います。
長寿ファンド単体の基準価格を見ても、残念ながら利益のあるファンドはほとんどありませんよね。

ご質問がございましたら、気軽にどうぞ。

評価・お礼

浜田 さん

2012/01/17 20:53

ありがとうございます。
やはり色々な先生のお話やアドバイスを聞いていくうちに、なかなか難しいな、と感じるようになりました。
でも同時にちょっとこれから投資信託をはじめるのが楽しみというか、わくわくどきどき、するような感じです。
とにかく実際に始めてみて色々と体験した上でまた新たな質問が出ると思うのでよろしくお願いします。
あんまりハリキリすぎずに、一番はじめにやる投資信託は勉強用と考えてます。
ありがとうございました。

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