岩川 昌樹
イワカワ マサキインデックス投信とETFの違いについて
マネー 投資相談 2007/06/23 02:25はじめまして。私は現在36歳の会社員です。家族は他に妻36歳と長女5歳、次女0歳の3人がおります。
次女が産まれたことをきっかけに、資産運用を考えるようになりました。目的は子供の教育資金と我々の老後資金です。
インターネットや雑誌等で情報を集めた結果、分散投資とローコスト化を念頭に置き、
(分散投資)=(国内債券)+(国内株式)+(外国債券)+(外国株式)とし、比率はまずは初期投資300万円に対し単純4分割(25%ずつ)、このうち国内債券として国債を購入しました(10年変動)。残る3つについては、全てインデックスファンド(TOPIXやMSCIコクサイ連動型等)に投資しようと思い、このうち、国内株式は当初インデックス投信にしようと思っていたのですが、調べていくと、ETFの信託報酬がさらに低くローコストであるとの認識が生まれました。インデックス投信とETFの違いを自分なりに調べてみましたが、ETFは売買形式等、株式と同等扱いであるところが特徴のようです。
私が調べた中で気になったのは、
・売買単位がETFだと例えば100口単位である等、大口であること。
・インデックス投信は解約して換金するが、ETFの換金は市場で売却することになる。
・流動性が低く、売りたい時にすぐ売れるとは限らない。
1項目は、追加投資時にまとまった金額を用意すればよさそうな気もするのですが、2、3項目がこの文を読んでもいったいどういうことを意味しているのかがピンと来ません。
つきましては、インデックス型投信とETFの違いやメリット・デメリット等をもう少し分かりやすく説明いただけると助かります。
例えば、ETFの方がインデックス投信よりリスキーであると言い切ってしまえるのでしょうか。
以上よろしくお願いいたします。
gonyamaさん ( 神奈川県 / 男性 / 36歳 )
小口の場合資産配分の修正が難しいことも。
gonyamaさま はじめまして、FPの岩川です。
ETFは何と言っても、ランニングコストが安いことです。その反面デメリットがあるのでは?と考えるかも知れませんが、そんなことはありません。
それでは、簡単ですがご回答いたしますので、参考にしていただければ幸いです。
●流動性ですが、全く心配いりません。すぐに売却できます。(高い指値を出した場合は当然売れない場合もありますが・・・)
ETFの1日の商いを見ればわかると思いますが、数百万、数千万程度は何ら影響ありません。
●売却方法ですが、
投信は、解約請求と買取請求の換金方法によって、株式との損益通算により税金を軽減出来るメリットがありますが、ETFは原則できますので、心配いりません
●最後にETFが大口であることの影響です。
資産運用を行なう上で、投資方針に応じたアセットアロケーション(資産配分)を構築し、また、【維持】することが重要なポイントとなります。【維持】することです。
つまり、ポートフォリオ全体の投資金額が小口になると、資産配分が崩れた場合、きめ細かく資産配分の修正(リバランス)ができない、【維持】ができなくなると考えられます。この部分に影響を感じないとご自分で判断できれば良いと思います。
gonyama様の配分について、気づいた点を申し上げます。4資産に平等配分にこだわりと、何らかの理由により決定しているのであれば良いと思いますが、日本に50%投資することになるのが気にかかります。
世界への分散投資を行うのであれば、市場の規模に応じて投資することも大切です。
(畑の大きさ(面積)に応じて種を捲いてあげるという考えです。)
MSCIkokusai90%TOPIX10%で、およそ世界の市場規模に応じた配分になります。
世界の平均点を取るならば、市場規模に応じた投資という考えもあります。