岩川 昌樹(ファイナンシャルプランナー)- コラム「ポートフォリオの勘違い。」 - 専門家プロファイル

岩川 昌樹
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します

岩川 昌樹

イワカワ マサキ
( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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ポートフォリオの勘違い。

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2008-05-21 08:43
ポートフォリオ運用は、異なる金融資産をあわせ持つことで、互いの動きが相殺され収益が安定すると言われます。

そんなことから、複数のファンドを組み合せて「自分ポートフォリオ」を作成します。

国内株式30%、外国債券・・・・
やっぱり、国内株式を20%・・・・といろいろな配分に悩みます。


ようやく決定!
国内株式ファンド25%
国内債券ファンド25%
外国株式ファンド25%
外国債券ファンド25%



仮に、上記ファンドに250万ずつ合計1000万投資を行いました。


しかし、
↓投資信託の10年後はスタート時の価格と変わらなかった。↓

国内株式ファンド 上下をしたけど、10年後の価格は250万
国内債券ファンド 上下をしたけど、10年後の価格は250万
外国株式ファンド 上下をしたけど、10年後の価格は250万
外国債券ファンド 上下をしたけど、10年後の価格は250万


運用中は、それぞれのファンドは異なる値動きにより、株式の下落時は、債券が上昇するなどして、下落を最小限に抑えることもありました。


しかし、そのまま目標の10年に到達した時は・・・・・
すべてのファンドがスタート時の価格になっていました。

あれ? ポートフォリオって効果があるの?


4つ(複数)のファンドを組み合せて、ポートフォリオを作成した「だけ」では、意味がないわけです。

ポートフォリオ作成がある意味、目標になるケースがよくあります。

これだけ分散したのだから、結果が楽しみということです。


しかし、複数の投資信託を同時保有するだけでは、何の意味もないわけです。


そうそう、大事なことを忘れているのです。


もしも?その大事なことが分からないようでしたら・・・・

自作ポートフォリオより、多少のコストを掛かけても、
世界の株式や債券に分散投資したバランスファンドを
購入したほうが良いかもしれません。


「安全性の高い車は購入したけど、乗り方は知らない?」

そんなことあり得ませんが、資産運用では、よくある話です。



次回に続く!
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