乾 喜一郎(キャリアカウンセラー)- コラム「2つめの仕事というリスクヘッジの方法」 - 専門家プロファイル

乾 喜一郎
働く個人の側に立ち、資格や学びを活用したキャリアづくりを提案

乾 喜一郎

イヌイ キイチロウ
( キャリアカウンセラー )
『稼げる資格』 資格専門誌『稼げる資格』編集長
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2つめの仕事というリスクヘッジの方法

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2012-10-04 17:02
今回、59人の「資格活用者」の方に登場いただいた中で、特徴的だったのは
何人も
「2つ目の仕事」として取得した資格を活用されている方がいらっしゃったこと。

会社勤めをされながら好きなジュエリー制作のインストラクターをされている方。
3人の子育てをしながら自宅や出張の形でセラピストとして活動をされている方。

ほかにも、大学在学中から続けている仕事と就活での会社勤めを両立されていたり、
現在はボランティアとしての活動を中心にされている方も。

以前は、こうした方は、「現在はあくまで途中経過、開業資金ができたら独立の予定です」と
はっきりした予定がある場合が多く、「現在の会社には内緒なので顔は出さないでほしい」という
要望をいただくことが多かったのですが、
完全に従業員を拘束しなくなって「副業禁止」の規定を外した会社も増えたこともあり、
特別なことではなくなってきました。

もちろん、「iPhoneアプリ開発マスター」の方のように、当初は副収入的な働き方だったものが
軌道に乗った現在は独立されて、フルタイムで働かれている方もいます。
でも一方で、夫の転勤でいったん閉め、落ち着くまでじっくり準備しようとされている方もいらっしゃる。

共通しているのは、仕事とは別に自分の専門を持っていることで、
「将来の変化に備える」ことができているということ。

2つ目の仕事をメインにする選択肢も、あくまで副業、あるいはボランティアの形で、という選択肢も、
善し悪しじゃなく、フラットにその時その時の状況に合わせて
選んでいくことができる。
それは、資格を持っていることのおおきなメリットの一つなのだと思います。

よく言われるように、「動かない」ということも、それは、『今は決めない』という大きな決断をしていること」。
取材した皆さんは、新しくリスクを取る決断をされながら、そのヘッジ策も同時にちゃんともってらっしゃる。

個人単位でのリスクヘッジを持っているといないとでは、将来に対する安心感が大きく変わってきます。

お一方お一方の証言は、ぜひ本誌にてご覧ください。

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