転職活動中です。うつではないといわれたのですが
心と体・医療健康 心の病気・カウンセリング 2008/02/23 18:56いま34歳で転職活動をしています。
転職活動の不安から、去年の10月下旬に心療内科に行き、うつではないと言われ、セディールという薬を処方していただきました。いま現在でも薬を飲みながら、焦りながらも、気持ちの浮き沈みのある中、求職活動をしている状態です。今までに、数社とは面接にこぎつけましたが、採用には到らず、そのたびに気分が落ち込んでしまいます。
私は、当時大学での就職活動の失敗で、去年の5月までの約9年間、小売販売店で臨時社員として働いていました。そこでの仕事は好きだったので自分なりにバリバリと働いていたのですが、正社員登用がありませんでした。紹介もあり、ホテルの夜勤のフロントとして契約社員として働いたのですが、なかなか夜勤に慣れないこと、一ヶ月で一人前にならなければいけないようなプレッシャー、慣れないフロント業務での、一部の方からの使えないといったような言葉や、また、一緒に仕事をしたくないといった言葉で、自信を失ってしまい、採用当時のやる気とは裏腹に、出社することが苦痛になってしまい、せっかくのチャンスだと思ったホテルでの勤務も約3ヶ月で諦める事となりました。
失業して7ヶ月が経ち、今まで何かしらの資格を取ろうと勉強しようにもなかなか集中力とやる気が起きないうえ、結果も出せず、両親にも迷惑をかけ、毎日朝と夜には不安ばかりが募り、憂鬱になり、自業自得とはいえ、今までの自分のふがいなさに嫌気が差してしまいます。
恥ずかしながら、楽しむはずの食事中にさえも、時には思い出したかのように急に泣き出したりしてしまいます。このことはカウンセラーにはまだ言っておりません。うつだとは思いたくありませんが、うつならうつでそれなりの対処をしないといけないのでしょうか?
以前のように、自分らしく働ける会社を見つけて、正社員としてバリバリと働きたいです。
テトラミンさん ( 岩手県 / 男性 / 34歳 )
「うつ」ではないと言われましたが
失業して7ヶ月間、気持ちの焦り、浮き沈みを感じながら、就職活動をされていらっしゃるとのこと、心よりお見舞い申し上げます。
セディール(一般名タンドスピロン)はセロトニンlAアゴニストの抗不安薬です。抗不安+抗うつ作用があると言われていますが、抗うつ作用はさほど強くありません。不安・憂鬱、意欲低下が生じていらっしゃるようでしたら、同じセロトニン受容体に作用する ''SSRI, Serotonin Selective Reuptake Inhibitor'' を処方していただいたらいかがでしょう。
診断的には「混合性不安抑鬱障害」や「適応障害」といった''心因性の病態''で(ICD-10, F4)、いわゆる内因性のうつ病(ICD-10, F3)ではないと思われますが、抑鬱症状は十分に呈していらっしゃいますから、うつ病に準じた治療をしていただくことが妥当だと思います。
そして、焦らず、将来の可能性を信じて就職活動に専念していただけると幸いです。''落ち着き、前向きな姿勢''で臨むことが採用面接において不可欠です。主治医とご相談され、良い結果を得られることをお祈りしております。どうぞお大事にして下さい。
銀座泰明クリニック