茅野 分(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))- Q&A回答「快楽消失 anhedonia」 - 専門家プロファイル

茅野 分
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。

茅野 分

チノ ブン
( 東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医) )
銀座泰明クリニック 院長
Q&A回答への評価:
4.7/334件
サービス:1件
Q&A:1,052件
コラム:218件
写真:0件
03-5537-3496
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ

アンヘドニア

心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2008/02/11 21:09

茅野先生、ご回答どうもありがとうございました。
私の状態は先生のおっしゃるとおり、まさしくアンヘドニアだと思います。
一度このような状態になるとなかなか回復しないのでしょうか?
以前、パキシルまたはジェイゾロフトを処方されたことがありますが、2週間経ってもなんの改善もみられなかったので
処方を中止してもらった経緯があります。
しかし、もういちど主治医に処方してもらうようにお願いして、今度は長いスパンで服用してみたいと思います。

クチンタさん ( 山梨県 / 女性 / 39歳 )

茅野 分 専門家

茅野 分
医師(精神科)

- good

快楽消失 anhedonia

2008/02/14 17:22

''快楽消失 anhedonia'' とは、何をしても愉しいという感じがしない快感情の希薄化。自我違和的な離人症に対し、積極的に苦痛を訴えることがスなく自我親和的とされます。統合失調症の陰性症状の一つと考えられています(精神科症候学、濱田秀伯)。

つきましては、再度、SSRI, Serotonin Selective Reuptake Inhibitor を試されるか、非定型抗精神病薬、特に ''DSS, Dopamine System Stabilizer'' であるアルピプラゾール(商品名エビリファイ)など良いかもしれませんね。詳しくは主治医とご相談ください。どうぞ宜しくお願い致します。

銀座泰明クリニック

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム