茅野 分(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))- Q&A回答「うつを生きる」 - 専門家プロファイル

茅野 分
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。

茅野 分

チノ ブン
( 東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医) )
銀座泰明クリニック 院長
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うつ病になって5年が過ぎました。

心と体・医療健康 心の病気・カウンセリング 2008/01/30 11:08

45歳の主婦です。
発病当事に比べると随分良くなってきてはいるものの、なかなか外に出られません。今の薬はジェイゾロフト100mgとコンスタン0.4〜0.8mg(その日の状態によって変えています)たまにプルセニド12mg×2錠(これも状態によって)食後飲んでいます。

初めはパキシルなど飲んでいましたがジェイゾロフトにしてから1日が緩やかに過ごせるようになりました。

主人と中1の娘、小5の息子がおります。これから先教育費など掛かると思うので働きたく、今リラクゼーションマッサージの訓練を週3回勉強していますが、体調が安定せず休みがちです。冬になってから又動けなくなり家にこもっている事が多くなりました。
自分では今の状態は厳しい事を避けているような感じがします。できそうでできないと狭間にいます。
このような時はどう対処して社会復帰できるのでしょうか?
好きな仕事に巡り合い目標もできたのですが焦りと気持ちが落ち気味でご相談させて頂きたいです。

縁さん ( 北海道 / 女性 / 45歳 )

茅野 分 専門家

茅野 分
医師(精神科)

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うつを生きる

2008/01/30 12:02

うつ病になって5年、ゾロフト100mgを服薬されているものの、まだ十分に安定せず、冬は家にこもりがちとのこと、心よりお見舞い申し上げます。

軽症うつ病は「こころの風邪」という言葉のように、間もなく治りますが、中等症以上になりますと「こころの肺炎」と言った方が適当で、時には「肺気腫」のように''難治性・遷延性''の場合も少なくありません。

このような場合は''開き直り''、''付き合っていく''姿勢が求められます。これまで普通にできたこともできなくなることがありますが、それも「まあ仕方ない」と''受け容れ''、今できる範囲で''無理ない程度''に留めてはいかがでしょう。詳しくは拙著コラムうつ病をご参照いただけると幸いです。また朝日新聞社「うつを生きる」もご一読をお勧め致します。

どうぞお大事にして下さい。

茅野 分(銀座泰明クリニック)

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