大人になっても自家中毒症になるんでしょうか。
心と体・医療健康 心の病気・カウンセリング 2007/12/30 23:49現在25歳になりますが、未だに自家中毒症のような症状がでます。その日、少し体調がよくないなと思うと、夕方ごろに急激に吐き気がし、一度吐きだすと1日、長いときは2日ほど続きます。それも2時間に一回といったペースで、そうなると嘔吐が止まるまで何も食べず、寝て・吐くために起きて・・・を繰り返すという状態になります。子供の頃から、プレッシャーやストレスとなる出来事があると、熱はそれほどないのに、ただ嘔吐だけが1日、長いと2日ほど続くということがありました。そのときの診断が自家中毒症で、年2、3回ほど症状がでていました。子供の病気だという認識でしたし、中学生〜大学生と成長するにつれて、あまりこの症状はでないようになったので気にしていなかったのですが、現在25歳になりましたが、よくよく考えてみるとここ2年の間で6回この症状がでています。周りの友人に聞いても、あまりこういった症状は聞きません。子供のときのような原因だと考えると、仕事のストレスを感じていた時や疲れが溜まっていた時だったとも考えられますが、特にこれといった理由が無いときもあります。まだ自家中毒症にかかっているのでしょうか。他に考えられる原因はありますか。症状がでないように対処する方法はありますか。教えてください。
いちるちるさん ( 東京都 / 女性 / 24歳 )
ストレスや疲労
幼少期から自家中毒症にてお困りとのこと、心よりお見舞い申し上げます。
''「自家中毒症」''とは「周期性嘔吐症」または「アセトン血性嘔吐症」ともいい、小児が急にぐったりとなり元気なく、食欲不振・嘔吐を繰り返す病気です。原因は、身体が糖質を利用できず、脂質を利用した時に、脂質の代謝物であるアセトン(ケトン)産生されることによります。年齢が上がるに従い、代謝や神経の働きが向上して改善します。
いちるちるさんの場合、成人になられてから、仕事のストレスや疲労によりよく生じていらっしゃるようですから、ストレス性の''「自律神経失調症」「身体表現性障害」''といった神経・精神疾患も考えられます。つきましては、よく休養を取り、疲労を貯めないことがよいでしょう。どうぞお大事にして下さい。
茅野 分(銀座泰明クリニック)