茅野 分(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))- Q&A回答「妊娠と服薬(女性)」 - 専門家プロファイル

茅野 分
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茅野 分

チノ ブン
( 東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医) )
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妊娠前の服薬の影響

心と体・医療健康 精神疾患治療 2007/12/18 09:34

境界性人格障害で服薬をしていまたが、妊娠を希望するため薬を断ちました。最後まで残っていたのはデパケンで、11月27日よりドラッグフリーになっています。主治医の先生には1ヶ月以上あけるように言われましたが、22日から旅行に行くので、できればその時から妊娠を希望したいと思っています。調べてみたら、受精後に服用しなければ大丈夫となっているものから、10日、1ヶ月、長ければ2年あけるように、というものまであり、実際のところどうなのか判断できかねています。また、デパケンは催奇性が高いようなので、その点も不安です。どのように考えればよいでしょうか?

こいのぼりさん ( 兵庫県 / 女性 / 33歳 )

茅野 分 専門家

茅野 分
医師(精神科)

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妊娠と服薬(女性)

2007/12/18 10:50

デパケン(一般名、バルプロ酸)を服薬、妊娠希望のため、中止したものの胎児への影響がご心配とのこと、お見舞い申し上げます。

一般的に''「妊娠1ヶ月までの服薬は胎児に影響ない」''とされていますが、できるだけ早めに止めておく方がよいでしょう。

具体的な期間としては「日本医薬品集 DRUGS IN JAPAN」(じほう)によりますと、バルプロ酸を健康成人へ600mg投与した際、''5日以内に60%が排泄''されると記されています。つまり数日以内に半分以上が排泄されるということです。残念ながら、その後の体内残留などに関してまでは記述がございません。それ以上の情報をご希望の際はデパケンの製造元である協和発酵へ問い合せていただけると幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

茅野 分(銀座泰明クリニック)

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