辻畑 憲男(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「住宅購入について」 - 専門家プロファイル

辻畑 憲男
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辻畑 憲男

ツジハタ ノリオ
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
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2年前に債務整理を完了した場合の住宅ローン

マネー 住宅資金・住宅ローン 2013/09/16 06:50

現在56歳で母を引き取って二人暮らしですが、数年前までの子供の教育費の残りや車の借入などが負担となり、多重債務を整理しました。2年前に完済し、いまでは貯金が200万円ほどあります。幸い大企業に数年前に就職でき、年収は1000万近くありますので(手取り720万位)、毎年300万くらい貯金できるのではないかと思っています。しかし、あと4年で定年となり、その後5年間は年収が500万位に下がります。

そこでご相談ですが、賃貸住まいのため、一生部屋代を払い続けていくのは無理ではないかと考えていて、住宅を中古でもよいので、2500万くらいで購入して生涯住めるようにしたいと考えています。15年くらいのローンを組んで、10年くらいで退職金も使って返してしまう計画です。
今からの購入でも、現在の年収と貯蓄予定であればほとんど問題ないと言われていますが、債務整理の履歴が大変気になって、審査に落ちるかもしれないというのが心配で、本格的に購入の活動を始められません。賃貸料金を払い続けてももったいないので、一日も早く購入したいのですが、今の状況だとフラット35や住宅財形融資でも審査は通らないでしょうか?
まず審査してみて、とも思いますが、マンション業者に購入の意志を示して申し込みをしないと通るかどうかもわからないので、そこまでする勇気がありません。
(落ちたら恥ずかしいので)
まずは、このような状況で、購入できるのかどうか、あきらめて一生賃貸にするしかないのか、アドバイスをお願いします。

まとめますと、以下のとおりです。
現在の家賃10万/月
現在貯蓄 200万
定年までの貯蓄予定4年間×300万=1200万
60歳退職時の退職金 720万
60-65歳の年収 500万
※65歳までは、返済ができそう。
65以降の年金予定14万円/月

以上よろしくお願いいたします。

グレープ123さん ( 愛知県 / 女性 / 56歳 )

辻畑 憲男 専門家

辻畑 憲男
ファイナンシャルプランナー

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住宅購入について

2013/09/16 11:29
( 5 .0)

おはようございます。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。

持ち家と賃貸で、どちらがお金面で得なのかについては経済情勢によりますのでわからないが答えになります。
確かに賃貸の場合には、ずっと賃料を支払っていかなければなりません。その代わり固定資産税や修繕費の支出はありません。
持ち家の場合には、住宅ローンの利息、固定資産税、マンションの場合には管理費、修繕積立金、戸建の場合にも修繕費の積み立てが必要になってきます。中古の戸建の場合には物件の状況により、かかる修繕費がかなり違ってきます。
よって、一概にいえないので、具体的にシミュレーションをして検討してみてください。

参考までですが、
実際2500万円のローンを15年返済、金利の固定期間10年で金利1.35%(今月の低い金融機関の金利)とすると毎月の返済額が約15.3万円になります。これに固定資産税、管理費、修繕積立金などがのってきます。現在家賃が10万円ですので毎月の負担が重くなってきます。
そして、10年後の残債は約890万円になります。

審査について
債務整理をされているので、完済後5年から7年間は住宅ローンを組むのが難しいかと思われます。ただ、シミュレーションから購入するほうが得の可能性が大きいのであれば、数行チャレンジするしかありません。

評価・お礼

グレープ123 さん

2013/09/16 12:15

早速アドバイスいただき、ありがとうございます。
自分では、だいたいのシミュレーションをしてみたのですが、長く生きれば生きるほど部屋代が払えなくなってしまうのではないかと心配していました。確かにおっしゃる通り購入した場合の修繕費や税金の負担というのも、きちんと入れ込んだ詳細なシミュレーションが必要なのかもしれませんね。ずっと賃貸というのも選択肢に入れていきたいと思います。
もう一つの考えとしては、5年後(61歳)で審査の不安が無くなってから、安めの物件を購入するということも可能かということも考えてみたいと思っているのですが。。
あと、もし可能であれば教えていただきたいのですが、「数行チャレンジして…」ということは、100%無理ということではない、銀行によっては少しくらいは可能性があるものなのでしょうか?

辻畑 憲男

2013/09/16 13:50

評価ありがとうございます。
5年後であれば、住宅ローンを組まずに購入できるといいですね。

審査についてですが、総合的に判断されます。よって、100%無理かどうかについては出してみないとわかりません。また、金融機関により若干査定基準が違うためどうしても購入したいのであれば、チャレンジしてみるしかありません。
総合的にとは、物件の担保価値、勤務先の規模・業種、勤続年数、年収、借入額、自己資金の額、他の債務、過去の延滞、年齢などです。

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