辻畑 憲男
ツジハタ ノリオ相続した500万、老後の資金かマンションの頭金か?
マネー 家計・ライフプラン 2013/04/21 02:34母が亡くなり500万程相続しました。
私自身(女)44歳で別居して4年、久々の仕事復帰も年収も低く325万程。
現在家賃が6万5千円。
老後のために10年払済の終身保険に月々2万ほどしてますが、
現在貯蓄はほぼ0に近い状態です。
父はマンション購入の頭金にしろといいます。
先日不動産やさんに相談すると、1100万ぐらいのマンションなら
今の生活状況と変わらず購入できるのでは?と説明されました。
1100万だと諸経費も考慮して1250万程かかるらしく
総額800万ぐらいの銀行ローン金利0.875%(16年)を組むことになると言われました。
マンション購入など考えてなかったため悩んでます。
個人的には個人年金か終身保険など一時払にして地道に増やそうかと
思ってたのですがどう思いますか?
マンションも1100万ぐらいだと、私の地域(都内)では築30年位の物件ばかり。
築30年に800万、管理費なども月2万位だし固定資産税とか別にかかるとなると
本当に払っていけるのかどうかもわからなく。
まったくの素人で知識がないのが恥ずかしいのですが
よかったらアドバイスいただけると幸いです。よろしくお願いします。
どっとミニさん ( 東京都 / 女性 / 44歳 )
住宅購入するか、運用するかについて
- ( 3 .0)
おはようございます。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。
住宅を購入するかどうかですが、家は楽しく生活するためのひとつのツールです。よって、まずは今後のライフプランを考えましょう。
築30年ぐらいの物件であまり気に入っていないのであれば無理に購入する必要はないかと思います。
また、購入する場合ですが、金銭面でいえば住宅ローンを変動金利で組んだ場合には金利の上昇リスクがあります。固定資産税も景気がよくなれば上昇します。家計の収支予想を考え住宅ローン選びをしてください。
貯蓄についてですが、インフレリスクも考慮に入れ検討しましょう。金利が低い時代に長期で金利を固定する商品で運用した場合にはインフレリスクを抱えることになります。
インフレリスクとは物価上昇による貨幣価値の下落リスクです。今の1万円の価値と10年後、20年後の1万円の価値はどうなっているかです。物価が2%上昇するのであれば、運用はそれ以上で運用できないとお金が減ることになります。
今のように金利が低い時代は、市場金利が上昇したら運用している金利も上昇する商品で運用するとインフレヘッジができます。
保険だけに偏らずにいろいろなリスクに対応できるように運用したほうがいいです。