辻畑 憲男(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「保険の目的!」 - 専門家プロファイル

辻畑 憲男
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します

辻畑 憲男

ツジハタ ノリオ
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
株式会社FPソリューション 
Q&A回答への評価:
4.2/1,027件
サービス:7件
Q&A:2,573件
コラム:332件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
03-3523-2855
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

養老保険と個人年金保険

マネー 生命保険・医療保険 2010/09/24 09:22

現在、保険勧誘を受けており、検討しております。
妻43歳が自身に対し、主契約500万円+保険料払込免除特約(3大疾病、身体障害、要介護状態)が付いた65歳満期(契約期間22年)の養老保険を検討中です。
<詳細>-------------------------------------------------------------

・22年間払込保険料:5,119,180円(232,690円/月)
・22年後の解約返戻金:5,000,000円(返還率97.6%)
 ※参考:5年時点の返還率80.2%、10年時点の返還率87.7%、15年時点の返還率91.5%
・免除特約保険料22年間の総額は、119,180円→年5,417円(451円/月)

<背景>-------------------------------------------------------------

・世帯の収入:900万/年
・住居:持家(マンション)ローン残高/1,100万円
・家族構成は、大学一年生の息子が一人の3人家族。学費の大半は学資保険で確保済み
・加入保険:私/生命保険、団体信用生命、家族全員分の損害保険
      妻/医療共済保険
      息子/医療共済保険

-------------------------------------------------------------------

妻は保険勧誘員の口車に乗せられており、老後の貯蓄・積立を強く主張し、免除特約にも魅力を感じているようで、私の意見には聞く耳を持ちません。
大きなリスクはない保険であることは、過去のQ&Aを参考に理解をしましたが、これに対し、私自身は老後の貯蓄・積立が目的であるならば、個人年金保険を同額の掛け金で加入したほうが、年末の保険料控除の面でトータル的に有利であると感じています。
年末保険料控除における生命保険の控除は、私の生命保険で上限に達しており、個人年金保険には加入していないため、年間で約15,000円程度の税金控除が受けられるため、22年間で30万円を超えると認識しています。
上記の内容で、養老保険と個人年金保険を比べた場合、どちらが私どもの状況に則した保険の選択になるかアドバイスをお願いいたします。

補足

2010/09/24 09:22

各プランナーの方から、保険の検討の前に、住宅ローンの繰上返済による利息軽減効果について、
ご教示を賜りましたが、生憎先日ですが金利「0%」ローンへの借り換えを実施しましたので、
繰り上げ返済の必要性は全くありません。

養老保険と個人年金保険を単純に比較した場合、私どもに取ってどちらが有利かをご案内頂ければ
有難いと思っています。

妻の医療に関する保障が手薄との意見を頂きましたが、養老保険に医療/疾病特約を追加して、12,000円
程度まで減額しようと考えています。 差額で個人年金へ新規に加入する予定で進めています。

mamochanさん ( 埼玉県 / 男性 / 44歳 )

辻畑 憲男 専門家

辻畑 憲男
ファイナンシャルプランナー

- good

保険の目的!

2010/09/24 12:33
( 2 .0)

こんにちは。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。

保険の目的を明確にしましょう。死亡保険がいらないのであれば、個人年金保険のほうがいいです。ただし、今のように金利の低いときに長期で金利を固定する個人年金保険や養老保険は貯蓄を目的に考えるのであればインフレリスクがあります。インフレリスクとは物価上昇による貨幣価値の下落リスクです。たとえば、今100円ショップでいろいろなものが買えますが、それが今後物価が上昇し300円出さないと買えなくなると貨幣価値が3分の1になるということです。まだ老後まで16年以上ありますのでインフレリスクも考え貯蓄をしていったほうがいいでしょう。今のような時代は市場金利が上昇したら、運用している金利も上昇する変動金利の商品がいいです。住宅ローンとは逆の立場で考えるといいです。
今後金利が高くなった場合には、長期で金利を固定する個人年金保険などを選ぶといいですね。

評価・お礼

mamochan さん

ご教授頂き誠にありがとうございます。
個人年金保険のほうが有利なんですね、、、。
養老保険を一部減額し、減額した分を個人年金と並行し、両立した案で再検討してみます。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム