西村 和敏(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「この選択肢の中なら4か5、せめて2です。」 - 専門家プロファイル

西村 和敏
子育てママパパ1000世帯以上の相談実績!実務経験豊富な独立系FP

西村 和敏

ニシムラ カズトシ
( 宮城県 / ファイナンシャルプランナー )
くらしとお金のFP相談センター 代表
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転勤の可能性がある中での持ち家検討

マネー 住宅資金・住宅ローン 2015/07/01 18:46

似ている質問はたくさんあるかと思うのですが、
わが家の状況に照らして、ぜひアドバイスをいただけたらと思い、
投稿させていただきました。

まずわが家の今の状況を記載させていただきます。

●主人 年収530万円 会社員 31歳 千葉県在住
●妻 年収200万円前後 フリーランス
●子ども2人(5歳と2歳の女児)
●貯金 600万円

主人の状況ですが、全国の転勤の可能性が直近5年以内に50%程度。
もしかしたら転勤がない可能性もあります。
現在家賃補助が75%出ていますが、来年から50%に下がり、
12万円のマンションに住んでいるので、このままここに住み続けると、
3万円の支払だったのが、来年から6万円の支払になります。

家を買うと、持ち家補助と住宅ローン補助が別々に出て、
持ち家補助は会社員である限りずっと毎月2万円、
住宅ローン補助は月3万円ほどが10年間出ます。
今家を買うと、総額1000万円程度の補助が出ることになります。

家賃補助が下がることと、持ち家への補助が手厚いことから、
家を買うという方向に傾いていたのですが、
想定より転勤の可能性が高まったと主人から報告があり、
子どもが小さいうちは単身赴任の選択肢も外しているため、
建てたばかりの家を売るか、貸すか、、しかありません。

選択肢としては、
1. 新築の注文住宅を建てる
2. 中古物件を買う
3. 中古物件を買い、リノベーションして住む
4. このままこのマンションにしばらく住む
5. 別の賃貸に引越す
※新築のマンション、建売住宅を買うという選択肢は、
 今の所ありません。

の5つで、色々な物件も見たのですが、こんなに高額な買い物
なのに、家に自分たちの生活を合わせる…ということに納得がいかず、
できれば1、そうでなくても3がいいなと思っていました。

でも、転勤の可能性が大きくなったということで、
別の選択肢も考える必要があるのかなと、非常に迷っています。

1だとすれば、家は売らず、貸す予定ですが、
郊外に家を建てるので、借りたい人が現れるかどうか…
でもこんなに補助が出るのに、賃貸でお金をムダにしているような気が
するのも、もったいなく思います。

専門家の方でしたら、このようなときどのような選択肢が
ベストかと思われますか?
もちろんリスクや金銭面を優先すれば、2,4,5だと思うのですが、
持ち家は諦めたほうが良いのでしょうか?

shihorigonさん ( 千葉県 / 女性 / 31歳 )

西村 和敏 専門家

西村 和敏
ファイナンシャルプランナー

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この選択肢の中なら4か5、せめて2です。

2015/07/01 19:41

shihorigon様はじめまして

宮城県仙台市のファイナンシャルプランナーの西村和敏です。

早速回答ですが、タイトルのとおりです。

決めては
「想定より転勤の可能性が高まったと主人から報告があり、
子どもが小さいうちは単身赴任の選択肢も外しているため、
建てたばかりの家を売るか、貸すか、、しかありません。」

です。

土地を購入して、建築途中に転勤になったら自分たちが
新築に一度も住まずに他人が新築に住むことになりますが・・・・。

数年は住めたとしても転勤で
予定していた住宅ローン減税が受けられないリスクもありますし、売るにしても中古としてなので百万円単位の損がでます。

貸した場合も相当額で貸せるかわかりませんし、会社の補助も貸した場合どうなりますでしょうか?
最悪なのは貸した方がモラル的によくなく近所迷惑をかけてしまう(最悪事件や事故を起こしたり巻き込まれる)ようなこともありえなくありません。(一旦貸してしまうと追い出すのは容易ではありません)
※安易に「転勤になったら貸したらいいですよ」と言う不動産業者がいますが、それがその方の仕事であるとはいえ、私は好きではありません。
買った方(貸した方)の生活が破綻する可能性はゼロではありませんので。そのあたりもきちんとお話しした上で「転勤になったら貸すという選択肢もあります」です。

補助についても、持ち家補助・住宅ローン補助が今後も会社の制度としてずっとあるという保障はありませんが、10年という期間は今買っても10年後買っても変わらないのであれば、家賃補助を受けている期間は50%になったとしても長い方がいいです。

買うなら、少なくとも奥様お子様は住み続ける(転勤になったら単身赴任決定)ことです。

ただし、中古住宅であれば新築と違いすでに値が下がっておりますので、数年内に転勤で売却するにしても損失は登記費用と仲介手数料×2回分くらいと割り切れます。(ただ会社の補助がどうなるかは調べておいてください。例5年で売却した場合、残り5年分はどうなるのか)またローンも少ないので利息も少ないです。

リノベーションした金額分高く売れるかといってもそううまくはいきません(業者であれば安くリノベーションできるのでかけた金額以上の価格で売るということはできますが)。
せめて数年住んで、場所などが気に入って(転勤なら単身赴任が決定)からリノベーションしましょう。


ただ、専門家であれば挙げられた以外別の選択肢も出てくるの可能性はあります。
shihorigon様のライフプランにとってベストないしよりベターな住まいの選択をなさってください。

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