真山 英二
サノヤマ エイジ成年後見代理人を通しての手続きが進まないのですが。
住宅・不動産 不動産売買 2010/01/16 13:00中古住宅を購入しようとしています。
売主側が成年後見代理人を立てていらっしゃるので、不動産屋さんを通して、その方と手続きを進めているのですが、代理人の弁護士の方が他の業務もあって忙しいとのことで、なかなか手続きが進みません。住宅ローンを組もうとしても、契約と決済を同時に実施したいと言われて銀行側への確認に時間がかかったり、決済日の日程を決めようとしても現在の抵当権を設定される方への連絡に手間取ったりと、一つ一つのことに時間を取られているように感じます。
売主さんのためにも、速やかに手続きが進むように事を運ぶべきと思うのですが、そのような義務は負われていないのでしょうか。契約日が延びると固定資産税の支払い等、売主さん側の不利益も生じていると思います。業務の遂行義務等がありましたら教えて頂けますでしょうか。
Tammさん ( 山梨県 / 男性 / 37歳 )
不動産業者の活用
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
成年後見人というよりは、弁護士の動きの悪さだと思います。
弁護士から見ると、
成年後見人や、財産処分の代理人(不動産売買の代理人等)は、
手間がかかるわりに報酬が高くない仕事の一つです。
代理人として、売主の不利益になるような行為はしてはいけませんが、
現実的には片手間でやる仕事となってしまうため、
弁護士の積極的な関与が見られず、
いろいろな作業に時間がかかってしまうケースがよくあります。
今回のようなケースにおいては、間に入った不動産の仲介業者を
うまく活用することが重要です。
不動産業者は、不動産取引を成功させることが最優先事項です。
不動産業者に対して、
「あまり時間がかかるようであれば、今回の話はなかったことにしたい」
等々のプレッシャーをかけてみてください。
不動産業者にしてみれば、契約が無くなってしまうことが最悪の事態です。
そうならないように、弁護士に頻繁に連絡を取り、
速やかに業務遂行をしてくれるように必死で催促をすると思います。
弁護士の方も、不動産業者からの催促があまりに頻繁だと
通常の業務に支障をきたす場合があるので、
仕方なく先に処理をしてくれるようになることがあります。
弁護士の方が間に入って、時間がかかってしまうケースを何度か
経験していますが、代理人として選任されている以上
その弁護士に頼み込んで、なんとか早く処理をしてもらうしか
ありませんでした。
直接、弁護士の方へコンタクトがとれるわけではないと思うので、
不動産業者によく動いてもらってください。
少しでもお役に立てれば幸いです。