真山 英二(不動産コンサルタント)- Q&A回答「不動産の価格について」 - 専門家プロファイル

真山 英二
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サノヤマ エイジ
( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
株式会社ハッピーハウス 代表取締役
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価格査定と鑑定評価の違いについて

住宅・不動産 不動産売買 2010/01/06 20:05

自宅を売却する予定(まだ決定ではありませんが、)があって、まずは価格を知りたいと思い、色々と調べました。そうしたら、価格査定と鑑定評価の2つが出てきました。そもそもの違いと売却価格を知る為には、どちらを採用したら良いのか、なぜ価格の出し方に2つの手法が存在するのか、とても疑問です。宜しくお願い致します。

ちょうすけさん ( 埼玉県 / 男性 / 33歳 )

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不動産コンサルタント

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不動産の価格について

2010/01/07 15:38

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

不動産の価格は、一物多価と呼ばれ、
査定や評価方法の視点によって
さまざまな金額が提示されます。

例えば、相続税路線価による相続財産の評価額や、
固定資産税等の計算による課税台帳上の価格、
周辺の取引事例から試算した取引事例価格、
収益物件とした場合の収益性から割り戻した
収益還元法による査定価格等々、
さまざまな見方によってすべて価格が異なります。

今回は、自宅売却を想定した金額であるので、
最近の周辺取引事例から平米単価を試算した
取引事例による金額がある程度の目安になると思います。

どんなに不動産価格を理論的に算出しても買い手がいなければ売買は成立しません。
最終的には買主と売主が合意した価格が不動産売買契約の契約価格となります。

その際の価格は、売主と買主の事情によって大きく異なります。
例えば、売主が現金化を急いでいる場合は、
(相続税の納税期限が迫っていたり、離婚時の財産分与であったりなど)
通常、スピードが重視されるので、
相場よりも安く売却に出すケースが多いと思います。
逆に、売主側に住宅ローンの残債が大幅に残っていて
ある程度の金額以下では売れない場合や、
気持ち的にある金額以下には絶対にしたくない等の理由で、
相場よりもどんなに高くても値段を下げない場合があります。

また、買主の事情としても、例えば、隣地や、近隣に子供を住まわせたい等で、
どうしてもその不動産が欲しい場合は、相場より高くても取引は成立します。

不動産の価格に関して、絶対的なものはないので、
その都度、都合にあった金額を適用しているのが実情です。

少しでもお役に立てれば幸いです。

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