真山 英二(不動産コンサルタント)- Q&A回答「住宅ローンを検討する際のポイント」 - 専門家プロファイル

真山 英二
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真山 英二

サノヤマ エイジ
( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
株式会社ハッピーハウス 代表取締役
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住宅ローン

マネー 住宅資金・住宅ローン 2010/01/02 10:09

初めまして。
現在、マンション購入を考えています。
共働き夫年収470万円妻年収400万円です。
借入3000万円を考えているのですが、夫が1人で名義で借りるのと
夫婦で分けて借り入れをするにはどちらがよいでしょうか?
まだ、変動・ミックス・固定どれで借り入れをするかも検討中です。

Matsuさん ( 埼玉県 / 女性 / 32歳 )

真山 英二 専門家

真山 英二
不動産コンサルタント

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住宅ローンを検討する際のポイント

2010/01/02 16:08

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

都市銀行を想定してご主人単独での住宅ローン借入可能金額を試算すると、
年収470万円、返済比率35%、審査金利4%、借入期間35年で、およそ3090万円となります。
勤務先、勤続年数、その他借入等で問題がなければ、希望金額を、
ご主人単独で借り入れることは可能です。

住宅ローンの組み方としてご主人をメインで考えると
 1.ご主人の単独債務
 2.収入合算によるご主人の単独債務(奥様は連帯保証人)
 3.奥様とご主人の連帯債務
の3通りの方法があります。
(団体信用生命保険は債務者にかかっています)

どの方法が良いかに関しては、各家庭の考え方によって異なります。

単独で住宅ローンで組める場合には、
1.の方法を取ることが多いと思います。

今回のように返済比率ぎりぎりでの借入の場合、
金融機関によっては、2.の方法により返済比率を下げて
金利優遇をより大きくできる場合があります。
2.の方法を取るためには、奥様が連帯保証人となる必要があるため、
奥様が心理的に嫌がる場合や、離婚の際にその債務の取り扱いが
問題となることがあります。

また、ご主人の源泉徴収額が
今回の借入予定の年末残高の1%に満たない場合は、
住宅ローン控除を最大限に活用するために、
3.の選択肢を検討する場合もあります。
ただし、基本的に奥様が働き続けることを前提とするため、
今後、お子様が増えたり、両親を引き取ったりして、
奥様が仕事を辞める可能性が高いのであれば避けたほうが
良いと思います。

金利の選択に関しても、現状の超低金利を考慮すると、
金利優遇を最大限に活用して変動金利で借入を行い短期完済を目指すか、
完全固定の商品(フラット35等)である程度の期間をかけて返済を
行うかのどちらかが良いと思います。

最終的には、将来的なライフプランを確認した上での
シミュレーション結果を考慮して判断してください。

少しでもお役に立てれば幸いです。

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