真山 英二
サノヤマ エイジ新築住宅の違約金について
住宅・不動産 不動産売買 2009/10/25 22:16新築の棟上げが一昨日に終了し昨日、嫁と挨拶にいきました。たまたま嫁が柱を見ていて気づいたのですが補強の柱4本に120cm4寸が使用しなければならない所に105cmの柱が使用されていました。
指摘するとプレスカット屋が納品を間違えそのまま組立たという事で現場監督・棟梁のすざんな仕事ぶりに唖然としました。ジャッキアップするか一からやり直しをするかという申し出がありましたがこんなずさんな建築会社に任せてはダメというのも感じています。はっきり分かる柱傷も数本あり指摘しても気づかなかったと言います。妻は精神的なダメージを受け一度とりこわしと言う縁起も悪いという事で白紙撤回したいと言っています。契約内容は2割の違約金と書いてありますが請求は可能となるのか教えていただきたく宜しくお願い申し上げます。
カズポンズさん ( 大阪府 / 男性 / 40歳 )
今後の対応について
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
個別の法的相談に関しては、弁護士等の専門家へご相談ください。
建築の現場において、現場での調整による細かい仕様変更等はよくあります。
しかし、今回のような、構造体として主要な部分のとり間違えは、
通常ありえないことだと思います。
今回のケースにおいて、当初の契約どおりの仕様になっていないのであれば
建築会社の債務不履行であり、契約の文言上は、
契約を解除して違約金の請求をすることは可能です。
ただ、現実的には、柱の太さだけの問題であれば、
105cmの柱を120cmの柱と同等の強度まで引き上げることができれば、
建築会社の債務不履行にはあたらないと思われます。
仮に、当初の仕様と同等のもので補強しますと言われてしまうと
契約を解除して、違約金を請求することは実質的に難しいと思います。
しかし、建築会社が、一からやり直しても良いと言ってくれているならば
白紙解約にして違約金を請求する余地はあると思います。
建築会社にしてみても、全てをやり直すよりは、
違約金を支払って「カズポンズ」さんとの契約を解除して、
別のお客さんに建売として売却したほうが
経済的損失が少ないと思われます。
一度、建築会社とよく話し合って、
・本当に一からやり直すつもりがあるのか、
・とりあえず補強で対応しようとしているのか
・金額の値引き等で対応しようとしているのか
建築会社の本心を確認する必要があると思います。
その上で、相手方に誠意が見られないのであれば、
弁護士等の専門家へご相談してみてはいかがでしょうか。
少しでもお役に立てれば幸いです。